16 Jun 2014
家を購入したいと考えるタイミングは人それぞれ。
そして、家を購入したいと考える理由もそれぞれでしょう。
その「タイミング」と「理由」の二つの側面から、知っておきたい事柄をお伝えします。
「一生に一度のお買い物」が、ご家族の一生を左右するケースもあります。
ご家族の幸せのために是非頭の片隅に置いておいてください。
家を購入するタイミング
家を購入したいと考えるタイミングとして、
- お子さまが生まれた
- ご主人の転勤
- お子さまの教育環境を考え、小学校に上がる頃
- お子さまの自立に伴い、ご夫婦だけになった
などのタイミングが挙げられるでしょう。
それぞれのタイミングで少し考えておかなくてはならない基本ポイントをご紹介します。
1.お子さまが生まれた
ご結婚と同時に家を購入される方も少なくはありませんが、
具体的に「ご家族のあり方」が見えてくるのが、お子さまが生まれた時ではないでしょうか。
夫婦二人ならば賃貸やマンションでも特に問題はないでしょうが、
やはりお子さまが生まれたときに
「ご近所へ迷惑がかからないようにしたい」「のびのび育てたい」といったニーズが生じます。
第二子・第三子を予定しているのかにもよりますが、
一番最初のお子さまが生まれた頃から「小学校区」に注目して土地選びを始めると良いかもしれません。
頭金を貯めつつ、学校区の状況を調べ始めるのです。
望ましい学校区はお子さまにどう育って欲しいのかによりますが、
その学校区に加え、生活面での利便性(買い物・病院など)も併せて考える必要があります。
小学校に上がってからの転校はできるだけ避けたいものですから、
お子さまが小学校に上がるまでの5年間でなんとか頭金と土地を準備したいとお考えになることでしょう。
2.ご主人の転勤
転勤に伴い、家の購入を考えられるケースもあるでしょう。
その転勤は、長期にわたるのでしょうか。その土地でどれだけ長く暮らせるのでしょうか。
更に転勤が考えられますか?
いわゆる「転勤族」でも、家の購入は充分に検討できます。
いざというとき、ご一家で一緒に移転されるときも、「貸家」として財産の維持ができるからです。
この場合は、土地がとても重要な意味を持ちます。
賃貸のサイトを調べてみてもお分かりのように、やはり生活の利便性や通勤の便のよいエリアは高く貸し出すことができますし、空家の期間も短いことでしょう。
自然に恵まれたエリアを希望される借り手も存在しますが、まだまだ少数派といえるでしょう。
そのため、転勤が数年毎に考えられるご家庭でしたら、生活の便と通勤の便がよいと考えられる土地に家を購入することが無難ではあります。
3.お子さまの自立に伴い、ご夫婦だけになった
これまで3人以上で暮らしたスペースが急にがらんと感じられ、お掃除などの維持が難しくなった、
家の建て替え時期になったタイミングで
セカンドライフ用の夫婦二人サイズの家を購入される世帯が増えています。
これまでの家がまだまだ耐久性があれば、貸家として利用できるかもしれません。
いずれにせよ、ご夫婦二人の生活には広すぎるのであれば、「お二人サイズ・バリアフリー」の家も魅力的です。
その際は、やはり生活面での利便性がとても大事でしょう。
将来、車の運転が難しくなったときのことを考えて、ご近所で生活の全てが「完結」するのがよいですね。
徒歩圏内にスーパーや金融機関、病院があれば理想的。
更に、将来的にお子さまとの同居が考えられるのであれば、土地だけは少し広めが良いかもしれません。
別棟でお子さま世帯の家が建てられる状況であれば安心です。
次に、「理由」の面で考えた家の購入時期を見てみましょう。
家を購入する理由
1.現在の家が老朽化・耐震性・断熱の面で不利になってきた
1978年に発生した宮城県沖地震をきっかけにして、建築基準法が見直されました。
1981年に改正された、通称「新建築基準法」と呼ばれるものがそれです。
これにより、耐震面でさらに安心の家が建つようになっています。
それ以前の家は、よほどしっかりしたものでなければ概ね現在の基準を満たしていないことが多いもの。
そのため、耐震診断を受けてみることをお勧めします。
その結果によっては、耐震補強を行っても基準を満たしづらいこともあります。
そうなれば、どうしても建て直しか他に家を購入することを検討せざるを得ないこともあるでしょう。
安心のための建て直し・家の新規購入ですから、迷っていてはなりません。
また、今の家では当たり前の断熱材ですが、1953年に北海道で寒さに備えるために始まった断熱材入りの家。
その後、エコ志向の高まりから、どんどん全国に広がってきました。
断熱材がきちんと導入された家は、暑さ・寒さに強い家としても知られています。
温暖なエリアであっても、この断熱は重要視されています。
家1軒を1台のエアコンで夏冬快適な空気環境に保てる、お風呂場などで起こりがちなヒートショックを起こしにくいなど、経済面・健康面でも重宝されているのです。
先の耐震の問題にしろ、断熱の問題にしろ、安心に健康に暮らすためには大事な側面。
さまざまな手法・工法がありますので、暮らし方に合ったものを選べるように、早め早めに情報収集しておいてください。
2.二世帯住宅を考えている
家を新たに購入する、建て替え、増築などが検討されるケースでしょう。
家族構成が大きく変わります。
それぞれに暮らしのパターンが既に確立されている世帯ふたつが共に暮らすのですから、
やはりお互いに無駄な気苦労がないような家を丹念に探してください。
二世帯間のプライバシーを保ちつつ、いざというときに助け合える間取りを話し合ってください。
後々、「こんなはずではなかった」と言えないのが家というお買い物。
家がモトで、相互に助け合うはずの二世帯住宅が悲しい結果を招いてしまうご家庭も珍しくはありません。
そんな悲しい後悔を避けるためにも、二世帯間での暮らし方をきちんと把握し、どのような「距離感」が大事なのかを話し合ってください。
時には口ゲンカもあるかもしれませんが、後々のためにしっかりお互いの要求を徹底的に出し合い、折り合えるところは折り合いのつけられるポイントを仕分けておいてください。
これらの「タイミング」と「理由」で家を購入することを考える方がほとんどです。
もちろん、複合的な理由もあるでしょう。
いずれにせよ、よほどの理由(田舎暮らしがしたい)などでなければ、
土地が概ねの家の価値を決めるといっても過言ではありません。
もちろん、目指す暮らし方が基本の部分を決定します。
本当に望む、ご家族の暮らし方はどんなものでしょうか。
それに付随する機能は?
どんな周辺環境がそれを手助けしてくれるでしょうか。
家は家だけで希望する生活を実現できません。
さまざまな視点から、一家の暮らし方を考えましょう。
時間をかけながら、学びを重ねながらその夢を叶えるポイントが何なのかを検討し、
そのポイントの優先度を決めましょう。
本当に大事なところから満たすようにニーズを埋めて行ってください。
家の購入は、あせらず充分な検討と準備時間が必要です。




