家を建てる前に知っておきたい知識

家を建てたい―土地探しからプランニングまでの7つの「小ネタ」

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「家を建てたい」「家が欲しい」―まだまだ先の話でも、今から知っておいおいて頂きたいことがあります。

とても素敵なチャンスにいつ出会ってもよいように、その出会いを活かせるようにしておいて頂きたいのです。

 

実は、「家を建てる」「家を持つ」ということは、いわゆる「運」に左右される部分もあるのです。

チャンスの神さまは、前髪しかないと言われます。

目の前を通り過ぎてしまった後では、捕まえることはできません。

 

家を建てる際に実際に踏むステップを知っておいてください。

知らず知らずのうちに目の前を通り過ぎて行っているチャンスを逃さないよう、自分にとっての大事な出会いに気づいてください。

以下は「家を建てたい」とお考えの方を対象に書いていますが、建売住宅を購入される場合でもヒントにしていただけることもあるかもしれません。

 

家を建てたいと思ったら知っておきたい住宅小ネタ7選!!

1.実は一番大事―「土地」との出会い

最近でこそ「長期優良住宅」「100年の住まい」などのキーワードで長く住むことを前提にした家づくりが進められていますが、現在の日本では、家は築後30年も経過すると、家そのものの価値はなくなると言われています。

つまり、最後に残るのは土地の価値だ、ということなのです。

家族を持ち、子どもが生まれたら、是非自分たちの建てたその家を住み継いでもらいたいと考えますが、そのためにも、土地自体の価値をきちんと理解しておきたいものです。

もちろん、ここでいう土地の価値とは、「路線価」のことではありません。

 

まだ、持ち家をイメージしている段階でも構いません。

その「持ちたい家」は、どういった環境にありますか。

よく言うところの、生活環境というものです。

自然は豊かでも、スーパーまで車を飛ばさなくてはならないような場所ではありませんか?

逆に、生活は便利だけれど、市街地に近すぎてゴミゴミしていませんか?

どの場所に家を建てようと、それぞれにメリットがありますのでそれはそのご家庭なりのお考えをお持ちになればいいのです。

このような大まかなイメージができているだけでも粗方の予算の見当はつくはずです。

生活したい環境のイメージだけは常に持っておくとよいでしょう。

今すぐではなくても、いずれ具体的に考えてみたい場合はどうでしょうか。

今後予想される生活の移り変わりを、できるだけ具体的に列挙できるようにしておいてください。

例えば、ご主人の通勤のための移動手段は確保できますか?

子どもさんの通学はどうでしょうか。

また、お買いものや病院など、生活の基盤となるものは近くに確保できますか?

これらが、「路線価」では表せない、生活面での土地の価値に直結します。

 

 

2.「土地を買う」―具体的になってきたときのために

建売住宅で満足できないと考えた場合は、土地探しからスタートすることになります。

イメージ通りの生活環境に売りに出ていた土地があったとしても、少し立ち止まって考えてください。

その土地は、そもそも何に使われていたのかを知りたいと思われませんか?

3・11以降、「地盤沈下」「液状化現象」という言葉をよく耳にするようになりました。

これらの現象は、そもそもその土地が河川であったり、池や水田の跡だったりする場所でよくみられる現象です。

もちろん海岸に面した埋め立て地もそれに該当します。

 

昔何だったか、図書館に行って古地図を見てみても勉強になるでしょう。

また、古くの土地名が何であったかを知ることも手掛かりとなる場合があります。

液状化現象について調査したある大学教授の調査でも古くの土地名に「池」「沼」などが含まれる場合は、液状化現象の起きる土地である傾向が高いということです。

つまり、水を連想させる漢字が含まれる土地は、液状化現象の可能性が否定できないということなのです。

もちろん、近年では各種の地盤改良法が技術を競っていますから、対処の方法はありますが、事前に知っておいた方がよい情報だと考えられます。

 

 

3.「建築条件付土地」ではないか―建てるハウスメーカーが決まっている?

新聞広告などで土地を見た時、「気に入った!」と思っても、きちんと隅々まで読みましょう。

その広告が土地を売っていても、隅っこに小さく「建築条件付き」と書いていないでしょうか。

この場合は、その土地を購入する条件として特定のハウスメーカーや工務店と契約を結ぶことが求められています。

自分の好みを充分に反映させた家づくりに、多少なりとも制約が出てくる可能性も…。

そのハウスメーカーや工務店が既に気に入っている場合は問題ないでしょう。

 

 

4.信頼できる建築家と出会う―OBを紹介してもらえる方でなくては!

土地も既に決まっており、後は建てるだけという場合、やはり大事なのは「建築家との出会い」でしょう。

あなたが家にに求めているのは外観でしょうか?

もしくは、「介護しやすい家」「バリアフリーの家」など、明確な機能を求めていますか?

建築家には、それぞれの得意分野があります。

特に具体的な機能を求める場合には、その結果が顕著に表れることでしょう。

建築家、ないしは建築士事務所のHPでは、今まで手掛けた家の写真が多くアップされています。

じっくりと観察してください。

そして、気になった建築家とは多く会ってください。

過去の作品で、どのようなポイントに気を配ったのかをしっかりと聞いて頂きたいと思います。

また、OB(その建築家が手がけた家のオーナー)とも会わせて頂けるとベストです。

本当に満足できる家であるならば、むしろ自慢したいのが家のオーナー。

満足させ、自慢できる家にするのは建築家の腕ですから、紹介して頂けるOBを持っていて当たり前なのです。

むしろ、お知り合いから建築家を紹介される場合もあるでしょう。

もしも、お宅にお伺いできることになれば、そのご家族には感謝の気持ちを持ち、無理な見学はなさらないように。

プライバシーの問題もあります。

 

 

5.「欲しい家」のイメージができたら―スマホの写真も役立ちます

自分の欲しい家がイメージできたら、必ず欲しい機能(デザイン面も含め)を、一覧表にして書き出してください。

それを持って、具体的な相談に臨むとよいでしょう。

この段階で、優先順位をつけておく必要はありません。

建築家が、その項目について専門家の視点で客観的にアドバイスしてくれるはずです。

家の機能は、その家が存在し続ける限り付き合ってゆくものです。

つまり、その建築家との付き合いも一生、ということになります。

ここでしっかりと”腹を割った話し合い”ができないと、後悔のモトです。

このテーブルには、脈絡のない希望でよいので、できるだけ多く乗せるべきです。

デザイン優先ならば、日頃からスマホにとりためた「好きなもの」が役立ちます。

こういうデザイン、イメージが好きですと伝えるために十分役割を果たしてくれます。

日頃から、これは好き、という建物や店先、小物の写真を撮る癖をつけておくとよいですね。

 

 

6.一番の関心事「予算」―実は、折り合いをうまくつけるという作業

「一生に一度のお買いもの」とされる家。

通常、30年ほどのローンで購入される家ですから、文字通り一生に一度のお買いものとなります。

そのためどうしても予算ありき、で臨まざるをえないのが家づくり。

建築家との話し合いは、つまり、求める機能(デザイン)と予算の折り合いをどこでつけるのかというポイントを探る作業とも言えます。

思い通りの家を建てても、その後のローンで生活が楽しめないとなると、引き渡し後の生活のうるおいを奪ってしまいます。

プランニングの間は、時に投げ出したくなることもあるかもしれませんが、疑問に思うこと、もっと知りたいことは徹底的に建築家に相談をしてください。

経験とカンから、もっとも効果的なプランを出してくれることでしょう。

 

 

7.信頼できる建築家、信頼できる工務店―実は一体の作業

どこかで、出来上がったばかりの家を見て気に入ったとしましょう。

それが、ずっと気になっていた建築家の手がけた家だった、ということは多くあることです。

通常、建築家は施工を任せられる建築業者とのパイプを持っているものです。

自分のデザインを任せられる建築業者は選びたい、というのが建築家。

そういった点では、この人に、と思った建築家との出会いが家作りを左右するとも言えるのです。

施工業者を自分で探すという心配は、あまりしなくても大丈夫。

あなたが信頼した建築家は、信頼できる施工業者を持っています。
まだまだ家は先、でもいずれは―という方にも覚えておいて頂きたい

家づくりのための「小ネタ」でした。

 

まとめ

  1. 家の価値は「土地」で決まる。土地選びも慎重に。
  2. 気になる土地が出てきたら、そのエリアの歴史も参考に。
  3. 満足ゆくデザインを求めるなら「建築条件付土地」でない方がよい場合も。
  4. まずは、信頼できる建築家との出会いが必須。「家自慢」OBを探して。
  5. 好きな場所・好きなものは写真に収める癖を
  6. 予算とは、欲しいものと自分の力の妥協点を探るために大事なポイント
  7. 信頼のおける建築家が見つかれば、まずは第一歩のクリア
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