住宅基礎の種類と工事の流れ│強固な家を手に入れる基礎知識6

住宅基礎の種類 注文住宅
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住宅そのものを支える基礎。
その住宅基礎こそ、家のとても大事な部分です。
特に日本は、言わずと知れた「地震大国」。
いつ起こるかもしれない地震に耐えぬく家にするには、家の構造はもとより、住宅の基礎も重要な役割を果たします。

この住宅基礎にはどんな種類があるのでしょうか。
そして、工事の方法(流れ)にはどんなものがあるのでしょうか。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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1.住宅基礎の種類

1-1.ベタ基礎

近年の家のほとんどがこのベタ基礎を採用しています。
家が建つ予定の場所のほとんどすべての場所をコンクリートで覆い、面で支える基礎ですので、シロアリ対策にも優れているとされています。
また、不同沈下にも強いとされていること、施工の手間がさほど必要ではないことからも採用されやすい方法です。
一方、家の建つほとんどの部分をコンクリートの面で支えることから、必然的にコンクリートの量が増え資材コストの部分が、下記に挙げる布基礎よりも高いのも実情です。

土に接する面から、割栗石・捨てコン・防湿シート・鉄筋を封入した基礎部分(厚み150ミリ以上)・壁などを支える立ち上がり部分(高さ400ミリ程)というのが基本的なベタ基礎の構造です。

1-2.布基礎

家の外周部分(外壁部分をぐるりと囲むように)や、間仕切りの壁や柱が入る部分を中心に支えるのがこの布基礎です。
今はベタ基礎が主流ではありますが、地盤がしっかりしている土地、既に丁寧に地盤改良がおこなわれている土地であれば、この布基礎でも問題はありません。

布基礎であっても、居室下部にあたる部分には防湿シートや押さえコンクリートを使用しますので、さほど湿気に神経質にならずとも大丈夫です。
逆T字が基本形状の布基礎ですが、ベタ基礎と同様に割栗石・捨てコン・(Tの字の頭部分の)フーチング・立ち上がりは約400ミリと、構造はベタ基礎とあまり大きく違いません。
違う部分は、地面全体をがっちりとコンクリートで抑えてしまうかどうかだけです。

上記のベタ基礎は家が建つ部分のほとんどをコンクリートと鉄筋で覆ってしまいますので、資材の面ではコスト高。
こちらの布基礎は資材を最小限に留めることができますが、手間の面の人件費でコストを取られるとされています。
地盤に問題がなければ、この布基礎を提案されるかもしれません。
コンクリートや鉄筋量が少なく済みますので、基礎そのものが軽量となるメリットがあります。

1-3.独立基礎

建物の主要部分(住まいエリア)以外に、基礎が必要となるケースがあります。
玄関のポーチを支える、デッキ部分を支えるなど、独立して支えが必要な部分に使用する方法です。
これは、独立フーチング基礎とも呼ばれ、家の作りによって必要となることがある住宅基礎です。
上記の「ベタ基礎」「布基礎」とは連続しないもので、点として存在するのが基本です。

 

2.地盤が弱い場合は―地盤改良+基礎工事

地盤そのものが軟弱な場合は、上記の基礎に加え、地盤改良が必要です。
地盤改良にも、その地盤の状況に合わせていくつかの方法が存在します。
地盤の強さ・弱さを表す言葉として「地耐力」があります。

その地盤がどの程度の荷重に耐えられるのか、地盤沈下にどれだけ耐えられるのかを表すこの地耐力ですが、数値で表されます。
●kN/㎡といった表現法が採られます。
この数値が低かった場合、上記の基礎工事にプラスして地盤改良を行わなくてはなりません。

2-1.表層改良

家を建てるのに良好と考えられる地盤が、土地の表面に見える軟弱地盤から2メートル以内の深さに存在する時には、この表層改良という方法が採用されます。
表面の“緩い土”に「固化材」を混ぜ、均して行きます。

ですが、表層から2メートル以内に良好な地盤がある場合でも、その良好な地盤が傾斜している、良好な地盤よりも浅い位置に地下水位がある場合はこの表層改良は避けるべきものと認識されています。

※地下水位=水分をたっぷりと含んだ層のこと。水は高い所から低い所へ流れる性質はご存知の通り。このため、一般的に海に近い平地では浅く、高台では深い所にあるのが一般的。

2-2.柱状改良

軟弱な地盤が2~8メートルの場合、上記の表層改良では不足です。
このため、「柱状改良」という方法が採用されます。
良好な地盤(支持層ともいう)が上記の表層改良で対応できないケースは、地盤の調査と家の建て方とを考え合わせ、必要な場所に柱状のものを地面に打ち込みます。

セメントミルクの場合もありますし、細かな天然石を柱状に打ち込む(天然砕石パイル工法などと言う)方法もあります。
穴を開けそこに何らかの物質をぎゅうぎゅうに埋め込むことで、単に柱が入る部分を支えるだけでなく、土の密度を上げて全体的に締め固めた状態に近づけることがこの方法の目指すところでもあります。

2-3.鋼管杭

上記の「表層改良」「柱状改良」でも間に合わない、支持層が8メートル以上深い場所にあるケースで採用されるのがこの「鋼管杭」です。
読んで字のごとし、鋼製の杭を強い地盤の層(支持層)に達するまで打ち込むのです。
殊更地盤の弱い場所でもない限りこの方法を採用することはないはずです。
湿地帯を宅地にした、地下水脈が多い、上物(建物自体)が重いなどのケースで採用される事が多い方法です。

 

3.基礎を直接施工できるか、地盤改良が必要か―地耐力が地耐力20kN/㎡が境

家を建てる前には、その家を受け止めることができる土地であるかどうかを「地盤調査」で計測する必要があります。
一般的な地盤調査は「スウェーデン式サウンディング調査(SWS試験)」。
先端がらせん状の棒を25センチ打ちこめるまでに何回回転したかで、地盤の強度を示すN値を計測するものです。
最近では、機器の発達により「表面波探査法」も一般化してきています。
振動波を地表に与え、その振動波がどのくらいの時間をかけて地表に戻って来るのかを計測することにより地盤の状態を調べる方法です。

どの方法を使用するとしても、N値が20kN/㎡以下であれば鋼管杭などといった対処が必要とされています。
また、地盤改良が必要でない場合の基礎工事は、20kN/㎡以上であればベタ基礎で、30kN/㎡以上であれば布基礎でも問題ないとされています。

 

地盤と家そのものの重量とのバランスが重視される住宅基礎

地盤が強い・弱いも大事なポイントですが、家そのものの荷重とのバランスが大事です。
木造住宅なのか、鉄筋コンクリート造(RC造)なのかによって、必要な「基礎や地盤の強さ」も変わるはずなのです。
つまり、地盤改良を含む基礎と建物とは、とても密接な関係にあるということです。

大きな買い物であるだけに、節約できるところは節約したいというコスト意識が働くものですが、実は基礎こそ一番大切に考えなくてはならない部分かもしれません。
文字通り、家を支える土台です。
中には「多少過剰でもしっかりした基礎を」と希望される方もいらっしゃるとか…。
今後いつ起きてもおかしくない大地震に備えるという意味では、とてもよい考え方です。
そもそも、建築基準法では建物の自重に応じた基礎を設計するように定められています。

建築家やハウスメーカー、工務店の設計通りで何ら問題はありません。
より強固な家、基礎を求めるのは、施主としては当然の事。
自分が負担し得る限り基礎や地盤の事もより大事に考えたいという意向があるなら、その相談もしてみると良いでしょう。
安全な家は、適切な基礎工事あってこそだからです。

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