軽量鉄骨(プレハブ工法)とは

住宅用語集
2015/06/08 2015/06/17

厚さが6ミリメートル未満の鋼材を「軽量鉄骨」と言います。これらの材を一部事前に工場で組み立てておき、現場で組み上げる工法をプレハブ工法と呼びます。軽量鉄骨造と呼ぶ家は、このプレハブ工法と理解して間違いありません。

軽量鉄骨のメリット

大手ハウスメーカーの家は、この軽量鉄骨を採用していることが多くあります。工場で設計通りに部材を粗方組み立て、それを現場で組み上げます。工期が短く済むことから、作業が天候に左右されることも少なく、建築そのものにかかるコストは少な目であるというポイントにメリットを見出せます。

住宅法定耐用年数も、木造は22年とされるところ、軽量鉄骨造の家は27年と長め。耐火性能は木造と同じく準耐火仕様可です。位置づけとしては、鉄筋コンクリート造と木造との中間的存在といったところです。

軽量鉄骨のデメリット

木造住宅よりも法定耐用年数が高いとはいえ、それがそのまま性能に反映される訳ではないことに注意が必要です。例えば、耐震性、耐火性、耐久性といった面では鉄筋コンクリート造の家に後れを取ることから、まめなメンテナンスが必要といったデメリットがあります。建築コストや期間を圧縮できることが軽量鉄骨造の家のメリットですから、まめなメンテナンスを要するというデメリットとのバランスを検討してみなければなりません。

また、遮音性においては若干弱い面もありますので、賃貸住宅を建てようとするとき、もしくは一戸建てであっても二世帯住宅や夜勤などで生活時間帯が異なるご家族がいるような場合は、特別な配慮が必要となります。遮音性を求める場合の施工はオプション扱いとなることもままあり、その分料金が上乗せとなることもあります。

軽量鉄骨の家が検討材料にすら上がらないケース

先にも挙げた通り、家の概ねの形状は工場で仕上げます。大手ハウスメーカーの家に自由度が少ない、と言われるのはこのためです。

間取りや仕様をある程度決めてしまうことでコストダウンをしますから、土地が狭小であったり、決められたプランでは収まり切らないことも多々あります。用地を効率よく使えない、場合によっては初めから検討すらできないこともあるのです。土地が大きな道路に面していないのならば、組み立て済みの“家の部品”をトラックで入れることもできないケースさえあります。

土地が何らかのクセを持っているときは、建築家や工務店へ相談する方が、土地をフル活用できる家への近道となるでしょう。

 関連記事

住宅用語集

ガルバリウム鋼板(ガルバ)とは

防食性の高さから、近年外壁や屋根に使用されることの多い建材にガルバリウム鋼板があ …

住宅用語集

蹴上とは

階段の昇降のしやすさを決めるもののひとつに、階段一段の高さが大きく関わっているこ …

住宅用語集

瓦とは

家を風雨から守る屋根葺き用建材が瓦です。日本風家屋から洋風の家に至るまでマッチさ …

住宅用語集

ウォーターハンマー(水撃作用)とは

どこかで工事をしている訳でもないのに、ガンガンという音や微細な振動が伝わってくる …

住宅用語集

壁式構造(モノコック構造)とは

木の柱や梁で荷重を支える一般的な木造住宅を点と線で支えるものだとすると、鉄筋コン …

住宅用語集

笠木(冠木)とは

塀や腰壁の上部に施す仕上げ材を「笠木(冠木)」と言います。住宅やその他建築物で一 …

住宅用語集

アスファルトルーフィング(アスファルト防水)とは

防水工事の中でも、特に屋上部分に行う施工方法です。 採用する手法によっては、専用 …

住宅用語集

違法建築(違反建築物)とは

建物を建てる場合の規則となる建築基準法に抵触する建物のことです。建築に必要な許可 …

住宅用語集

大谷石とは

大谷石(おおやいし)とは、栃木県宇都宮市の大谷町で産出される石のことです。火山か …

住宅用語集

火災保険とは

地震大国であり、それに伴う火災も心配な日本において、大きな役割を果たしてくれるの …