五月が丘の家|杉の格子で囲われた中庭
大阪府 戸建住宅 151平米~ 4000万円台
抜けるような開放感と水盤、
そこからの光が天井を照らし、
「ゆらぎ」が、
静かにうごめくリビング。
この家には、
住む者にしか味わうことのできない、
特別な空間が存在します。
敷地は大阪の市街地、豊中市に新しく区画整理された土地。この計画時では近隣は更地で、まもなく新しい街並みが予想されましたが、北側隣地のマンションから見下ろされるという大きな不安。そしてご要望は、外部空間を生かした開放的で快適な住まいを希望されましたが、周辺環境を考慮するとプライバシー、セキュリティの観点からも、たんに開放的なだけの住居とするには不安がありました。
・プライバシーをコントロールする三つの扉
コの字型に囲むような間取りの配置で、南向きに開かれた中庭。まず、門のような大きな扉をくぐり、中庭へとアプローチされ、こに面して玄関があります。また、水盤の脇にある大きな引き戸は中庭と外部の通りと分け隔て、開閉する事で距離感も生まれ、空間の性質を変えられます。さらに、内と外を仕切るワイドサッシを引き込むことで、リビングと中庭とが融合します。これらの三つの扉によって、この家の空間の性質だけではなく、プライバシーも自由にフレキシブルにコントロールが可能となりました。
・四つの性格の異なる庭で空間演出
大小さまざまな外部スペースの、中庭、光庭、坪庭、内庭、空庭を配置し、半屋外の魅力的な場所となりました。ガラス扉を壁に引き込むことで、開放的となった広間であるリビング・ダイニングは、この大開口によって内と外とがつながり、魅力的な空間の演出が可能となりました。
そして、水盤からの光がリビングの天井に「ゆらぎ」をもたらします。その光は静かにうごめき、まるで時がとまったかのようです。
・プライバシーを守る水盤と演出効果
空庭に降り注いだ雨水は樋をつたって、和室前の光庭の石臼に落ち、あふれ出た水が中庭にある水盤へ。床続きで作られた水盤は、3m 四方でわずか5cm の深さと浅いもので、雨が降れば水はいつも綺麗に循環します。中庭の水盤は大きな演出効果を持つと同時に、雨水利用のエコロジー的な潤いがあり、この家のプライバシーも守ってくれています。
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