春日井の家
愛知県 戸建住宅 ~150平米 3000万円台
名古屋市内に建つ真宗大谷派の本堂兼庫裏(住宅)です。
住職からは、四角い箱でいいので、お寺に見えないお寺を造ってほしいというご依頼でした。
親鸞上人の、「お寺は草庵でよい」との教えからのご判断のようです。
1階をお寺とし、2階を庫裏(住宅)としています。
外観は一般的なサイディング張りで、石碑がなければ住宅にしか見えないと思います。
1階は極力コンパクトにまとめ、本堂と隣接して、小さなサロンを設けました。
控室、打合室的に使います。
2階は庫裏(住宅)ですが、広々としたLDKを設け、廊下は家具で緩やかに仕切ってLDKとOPENに一体化しています。
この廊下から各子供室に入ります。
こうすることで、家族が必ず顔を合わせることで、コミュニケションも取りやすく、豊かな生活がおくれることを目指しました。
床は無垢のナラフローリング、廊下の壁はタイル張りとして雰囲気をやわらげています。
キッチンの奥にはパントリーがあり、洗面脱衣につながっていますので、家事動線も使いやすくなっています。
木造の2階建てで耐震等級は3、断熱等級は4です。
夏冬、快適に暮らしていますとのことです。