中古マンションを売却して新居を手に入れるまでの具体的手順
今お住まいの場所はどこですか? マンションでしょうか。家族構成の変化により次は一軒家に、または広いマンションにというお考えをお持ちですか?
そうであれば、中古のマンションを売却して新居を手に入れるという一連の流れを踏まえて新生活を始めることとなります。次の住まいを少しでも有利に手に入れるためには、マンションをより高く売るところから準備を始めなければなりません。
今回は、中古マンション売却から次の住まいを購入するまでの手順をご説明いたします。
マンションを売却すると決めたら
まずは、中古マンションを売るための心構えを。出来れば、次の住まいに入居するまでの期間を半年~年単位で計画するようにしてください。「今のマンションを売る」「次の住まいを確保する」を同時に思惑通りに進めることは難しいからです。売る・買うというどの側面も、相手あってのことです。すべてが自分の思い通りに進むことはほとんどない、と思って取り掛からなければなりません。
最初にするべきこと
今の住まいであるマンションは、あなたにとって最愛の我が家であっても、他の人から見れば中古マンション。よりよい状態で見てもらうため、お掃除を徹底的におこなってください。自分でできないところはハウスクリーニングを依頼して。特にキッチンやバスルーム、トイレなどの水回りはシビアに見られるため、専門業者の力が必要です。
マンションを売却しようと決めたら最初にするべきこと―今ある姿のままでも、より美しく見せるためのクリーニングから始めましょう。その家その家に独自のニオイも存在します。こまめに換気し、いつ誰が来ても大丈夫なようにフレッシュな状態を保つことが大切です。
複数の不動産業者に査定を受ける
さて、いつでも誰でも受け入れられる状態が整ったら、不動産業者に査定をしてもらう段階に入ります。ここでも意識しておきたいのは、あなたの住む場所が中古マンションであるということ。もしも設備にトラブルを抱えている、気になる傷みがあるといった場合は正直に伝える必要があります。これを怠ると、後々要らぬトラブルを招くことがあります。残念なことに、訴訟問題にまで発展したケースがあります。売り手として、正直であることは、何よりも大切なことと心得ておいてください。
査定は、必ず複数の業者に依頼をしましょう。過去の取引情報から導き出した「机上査定」に加え、「訪問査定」では実際にあなたのマンションの状態や眺望、周囲の環境を見た上で、自社の取り扱い実績から「このくらいならば売れるでしょう」という金額を提示してくれます。取り扱い実績や、既に問い合わせが入っている購入見込み者リスト次第で、その差が数百万円開くこともある訪問査定。複数の不動産業者に査定を受ける意味はここにあります。
複数の業者への査定依頼は1社1社に問い合わせる必要はありません。「不動産売却の一括査定サイト」を利用しておきましょう。
どの不動産業者が中古マンション売却に強いかを見極められない場合は
不動産業者には、会社それぞれに得意分野があります。土地を扱うのに長けた会社、買い取りをしてリフォームし転売をするのが上手な会社、地元の戸建て住宅の取り扱いが多い会社…。日ごろから不動産の売買を行っていない私たちにとって、「どこが中古マンションの売却に強いのか」を調べることはとても難しいもの。
ここで一考の余地があるのが、不動産売却の一括査定サイトの利用です。必要事項を入力すると、自社の強みを発揮できそうだと判断した提携不動産業者が机上査定額を提示してくれます。複数の会社が挙手をしてきてくれるでしょうから、自動的に競争が始まります。いちいち「他社さんにも査定をお願いしているんですよね」などと伝える必要もありませんから、中古マンションの売却にはもってこいのサービスです。
スムーズに売却が進みそうなら
査定額を参考に売却希望価格を設定し、内覧者も納得し、売却ができそうな流れができたら、事前に検討してきた新居の購入に向けて具体的な動きを取らなくてはなりません。今住むマンションから新居への入居の間に期間が開いてしまうと、一時的な仮住まいの準備、2度の引っ越しをしなければなりません。できればこの費用は省きたいところです。
※引っ越しを安く済ませるコツについては「安い引越しを実現!リーズナブルにすませる鉄則9箇条」をお読みください。
このような出費を防ぐためには、中古マンションの売却時期(買い手)と新居購入(売り手)のタイミングを、双方への相談で極力近づけなければなりません。売りに出すマンションにローンが残っていれば、新しい住まいの購入に利用するローンとの兼ね合いもあることから、ことさらタイミングは重要となってきます。
中古マンションの売却仲介をしてくれる敏腕担当者にアドバイスをもらう
中古マンションの売却を手伝ってくれる仲介業者は、単にお客様を連れて来てくれるだけではありません。それに伴う契約書類作成や、引き渡しに関するアドバイスも行ってくれます。ましてや次の住まい確保にはタイミングの調整も重要ですから、この辺りにまで目を配れる、敏腕営業マン(不動産業者)を複数の会社からチョイスしておくことが大切です。
そのような担当者の存在は、提示する査定価格よりも重要なことがあります。
売却、次の住まいの購入―ベストなタイミングは?
マンションが売却できる目途がたった頃には、次の住まいを見つけ手付金を支払い、ローンの仮審査が終わっているのがベストなタイミングです。ですが、いずれも、あなたを中心とした買い手(マンション購入者)と売り手(新居の販売業者)との調整がうまくかみ合った時にしかこの条件は整いません。
売りに出す中古マンションにローンが付いている場合、次の新居の住宅ローンが組みにくい事もあるでしょう。このときは、次の住まいに注力するより「売り」に重点を置かなければなりません。
一方で、ローンの支払いも終わっており、次の住まいのための頭金もある程度貯蓄が済んでいるのであれば、「買い」に軸足を置いても問題はありません。注文住宅を計画している場合は、建築から引き渡しまでの期間が必要ですから、むしろ次の住まいに焦点を当て行動を開始すべきでしょう。
ローン残債があるのかないのか、頭金は貯まっているかどうか―この2点が、「売り」「買い」のどちらを先行すべきかの決め手となります。
タイミングを重視するなら―仲介してくれる不動産業者に新居も探してもらう
大きなお金が動く中古マンション売却と次の住まいの購入。売りと買いのタイミングを合わせる必要があるのなら、(希望が注文住宅でなければ)マンション売却を仲介してくれる不動産業者に次の住まいを探してもらうという方法が取れるかもしれません。
業者としても、仲介手数料が2軒分となる「いいお話」ですから、積極的に動いてくれるはずです。ローンに関しても、どんどんアドバイスをくれることでしょう。味方に付けたいのは、やはり実力のある不動産業者とその担当者です。
おわりに
中古マンションの売却と、新居の購入には、同時並行で行わなければならない作業がありました。仲介してくれる不動産業者の選定、次の住まい探し、そしてローンの審査…。時間や手間が倍かかることとなりますから、ご家族一丸となって売り・買いを乗り切らなければなりません。そんなタイミングに多くの知見からアドバイスをくれるのが仲介をしてくれる不動産業者の担当者です。
売却価格もそうですが、いかに親身になってくれるのかを選考基準に入れ、仲介業者を選ばなくてはなりません。
一世一代の家の買い替え、スピーディにトラブルなく完了させるには、ご自分の意志力・決断力、そして的確なアドバイスが必須項目です。
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