【ハウスメーカー一覧】代表的な8社の特徴・坪単価を比較!
「家を建てる」―一生のうち、そうそう気軽にはできない大きなお買いものであるだけに迷うポイントは多くあります。まず、建築家に頼むのか、ハウスメーカーから選ぶのかというのが最初に出会う選択かもしれません。今回は代表的なハウスメーカーの特徴と坪単価を比較してみましょう(※2015年現在です)。
1.ミサワホーム

参考坪単価:70万円~
ミサワホームの最大の特徴は、「グッドデザイン賞」を20年以上連続受賞しているというポイントではないでしょうか。また、木質系住宅と鉄骨ユニット住宅の2種のラインナップを誇っています。また、ご存知の「蔵(大容量収納)」もミサワホームの代名詞となっています。
また、植栽や家の内部をその土地に合わせることにより、通気と日光をコントロールする「微気候デザイン」もまた住まいの快適性に資するポイントとなっています。自然の力を利用して快適に過ごすための工夫を施すのです。
エコの面でも早い段階からの取り組みを見せていたミサワホームは、電気自動車やプラグインハイブリッド車への給電、逆に車から家へ電気を取り込む仕組み(配線・設備)をオプションとして準備しています。当然高気密・高断熱の面でも信頼感を得ており、エコ分野に関心の高い方は選択肢に入れておきたいハウスメーカーです。
2.パナホーム
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参考坪単価:70万円~
ご存知の通り、パナホームは家電メーカーであるパナソニックグループです。このため、住宅に欠かせない電気設備や省エネといった、住まい手にとって一番関心のある分野に強いハウスメーカーといってもいいでしょう。太陽光発電システム・HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システムの略。エネルギー管理のため電力の“見える化”などを行う)や蓄電池を積極的に取り込んでいます。
3・11以来、日本ではエネルギー問題に常に直面しています。電力を住まいから考えるとき、省エネ家電だけでは物足りない、とお考えの方は選択肢に入れるべきハウスメーカーといえるでしょう。太陽光発電した電力を自宅のエネルギーとして活用する、というより積極的なエコの流れを作り出した先進的な家も注目されています。これもまた、家電メーカーであるパナソニックのノウハウがふんだんに盛り込まれているからこそでしょう。
3.積水ハウス
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参考坪単価:80万円~
積水ハウスは、日本におけるハウスメーカーのトップランナーといえる不動の地位を築いています。住宅団地の分譲を始め、賃貸住宅やマンション建設においても常に上位にランクインする会社です。いわゆる「工業化住宅(プレハブ住宅)」のジャンルで早期に取り組みを行ったハウスメーカーでもあります。
そのこともあり、工業化住宅メーカーの中ではメンテナンス部門(リフォーム部門)も早期に立ち上げ、家の長寿命化のノウハウも既に積み上げている会社です。商品のラインナップも豊富で、軽量鉄骨造、木造住宅、重量鉄骨造と施主のニーズに合わせた住宅を準備できるのも強みのひとつです。
注目すべきは、全国で展開される「住まいの参観日」と「住まいの夢工場」。施工現場や見学施設の開放で、多くの情報を発信し続けています。ハウスメーカーの先進的な取り組みを見てみたいのであれば、これらのイベントや施設を積極的に利用してみたいところです。
4.ダイワハウス

参考坪単価:75万円~
ダイワハウスは、日本で初めての工業化住宅(プレハブ住宅)となった「ミゼットハウス」でその名を世に知られたハウスメーカーです。ベビーブームを背景に、安く・早く・効率の良い家づくりでシェアを伸ばしました。今でもその方向性は変化していないようで、“とがった”特徴はないものの、安定した万人受けする家を供給し続けています。
現在ではどちらかというと賃貸物件や、中~大規模のショッピングモールといった土地活用の側面で認知度が高まっています。
定期的な有償メンテナンスを受けることを条件としてはいるものの、最長50年の保証期間があることは大きな安心材料。ハウスメーカーで建てる家の中で選ぶ際に、「流行に大きく左右されず、長く安心して住まう」ことを目的にするのであれば、ダイワハウスを選択肢に入れておくべきといえます。
5.トヨタホーム

参考坪単価:60万円~
トヨタホームは、日本のお家芸とも言われるクルマ作りにより培った「安全・安心」を主眼に置いたハウスメーカーであることはご存知の通りです。大手ハウスメーカーといえど、住宅事業に参入した時期は“後発隊”でありながらも着実に実績を上げているのは、ミサワホームと資本提携しているからです。
商品の構成は、鉄骨ユニット住宅と鉄骨軸組住宅。さすがトヨタ、といったところでしょうか。標準仕様でも耐震等級3というところが、より安全な家を求める方に評判です。また、自動車のショックアブソーバー技術から開発されたという制震装置「T4システム」も注目に値します。住宅業界では“異例”の60年保証(5年ごとに無償点検、その後は有償メンテナンスが必要なアトリスプランに要加入)があるのも安心材料のひとつ。
電気自動車やプラグインハイブリッド車と合わせて使用することで、そのメリットを最大限に活用出来る家となるのも、さすがトヨタの家と呼べるところです。
6.へーベルハウス

参考坪単価:82万円~
へーベルハウスは、営業エリアが狭い事で知られています。それは、商品のラインナップが都市型住宅に強いから。大手ハウスメーカーの中で早い段階から、都市部で必要とされる「二世帯住宅」「賃貸と自宅の併用」「60年以上住める家」を提唱してきました。
長く住まうことに焦点を当てているため、外観はとてもシンプルで、流行に左右されません。その分、上記の機能美を誇るという訳です。これは単に家を維持する点だけでなく、自宅を売却する際に有利な「ストックヘーベルハウス」にも反映されています。土地と建物を分けて評価し、旭化成不動産レジデンス(グループ会社)が売却を仲介する仕組みも備えているのです。
家を“安心して長く住まう場所”として、また、“資産価値を維持するもの”と考える方向けのハウスメーカーといえるでしょう。
7.住友林業
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参考坪単価:83万円~
住友林業は、その名の通り「木に通じたハウスメーカー」です。住友グループの中で植林事業から起こった会社で、日本国土の山地を有する“大地主”でもあります。このことから、大手ハウスメーカーでは珍しく、木の家に強いという面を持っています。
最近のテレビCMでもご存知の通り、木質の家でありながらも窓などの開口部を広く取れ、キャンティレバー(カンチレバー・片持ち梁)も可能という自由度を誇ります。地震に強く、なおかつ木のぬくもりを感じられる家を、と希望される方に人気であるのもうなづけます。
伝統的な木の家の良さと、現代のニーズにマッチした家づくりを得意とするハウスメーカーとして、トップを走り続けているのが住友林業なのです。
8.セキスイハイム
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参考坪単価:78万円~
セキスイハイムは、「工業化住宅」分野においてのパイオニアと呼んでも差し支えのない会社です。工場で躯体のみならず設備までを組み立て、現場へ輸送、現地での組み立ては数日で完了という、徹底した品質管理によって「耐震性・防火性に優れた家」として認知されてきました。
この技術が功を奏して、古くなった家をセキスイハイムが下取り、工場で点検や補修を行い、次の購入希望者へ手渡す「再築システムの家」という流通ルートを確立しています。このシステムは、これまでの住宅では当たり前だった「30年住めば解体・産業廃棄物」という風潮に一石を投じるものとなりました。
規格内で全てを決めなければならない不自由さもありますが、気の利いた営業マンであれば自分の家が組み立てられる日に工場見学をさせてくれたりと、特殊な面白さを持っているハウスメーカーといえるでしょう。
おわりに
大雑把にハウスメーカーと呼ばれる会社にも、会社の生い立ちや提携会社によって様々な違いがあります。施主である人が「家に求める機能」「エネルギーに関する考え方」によって選択の幅が広がっていることがわかります。
あなたが希望する家の機能は何ですか?
そして、それに見合う価格帯の家は見つかったでしょうか―。
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