いい家を建てたい!後悔しないために必要なコツをご紹介!
家は一生のもの、そして非常に高い買い物です。誰しも、家を建てるなら「いい家」を建てたいものですよね。
しかし、「いい家」の基準は人それぞれです。
そこで、家を建てるときに後悔しないために必要な最低限の家の性能や知っておきたい基礎知識やコツについてまとめます。
最低限備えておきたい「家の性能」
自然素材の家がいい家と思う人もいれば、ブランドイメージ先行で大手ハウスメーカーに注文した家をいい家と思う人もいます。
また、高性能の家をいい家と捉える人もいるでしょう。
自分の家を建てる際に、どこを重視するかは、やはり人それぞれ個性が出ますよね。
そんな中でも「家」として最低限備えておきたい必要な性能というものがあります。
それが、耐震性、耐火性、耐久性などです。
では、どんな性能をどの程度のレベルで備えておけば良いのでしょうか。
国土交通省では、【住宅性能表示制度】という住まいの安心を測るモノサシとなる評価制度を推進、実施しています。
住宅性能表示制度は、消費者にとって、二つの側面があります。
まず一つ目は、現状の家のレベルを把握できるということ。
そしてもう一つは、住宅性能表示制度に基づいて、施工会社や設計者に希望の品質レベル以上の性能を備えた家を建ててもらうことができるということです。
家を建てる上では、この二つのうち、後者のメリットが非常に重要になってきます。
例えば、一般的に建築知識の不足している依頼主が「耐震性のある家」を希望したとしましょう。
しかし、業者側はどのくらいのレベルを求められているのか具体的に伝えてもらわなければわかりませんよね。
依頼主側も、どのくらい耐震性に関する費用を予算配分し、どのレベルまで耐震強化すればいいのか具体的に指示ができません。
そういうときに、住宅性能表示制度を基準として、どのくらいの等級(レベル)にするかをお互いに相談しながらプランニングができるのです。
住宅性能表示制度は、音、構造の安定、高齢者への配慮、光・視環境、温熱、防犯、防火、空気環境、維持管理更新、劣化の軽減の10分野で評価されます。
全ての分野が最高等級である必要はありません。
自分の予算や優先度に応じて予算配分をしていくと良いですよね。
住宅性能表示制度を利用したい場合は、全国にある国に登録された第三者機関の住宅性能表示評価機関に申請・依頼をします。
評価内容は、民間の金融機関において住宅ローン契約時にも反映され、評価が良ければ、契約時の審査が優遇、簡素化されます。
また、万が一、引き渡し後に家の補修が必要となって業者と揉めた場合などにも、弁護士が主体となって処理してくれる指定紛争処理機関が迅速、公正に動いてくれるメリットもあります。
このように、高性能だから「いい家」というわけではなく、住宅性能表示制度の10分野から最低限備えておくべき性能をピックアップし、自分のライフスタイルやニーズに合った性能をどのレベルまで引き上げるかを検討し、家づくりに取り入れていくと良いのはないでしょうか。
☆住宅性能表示制度
住宅性能表示制度とは、平成12年4月に施行された住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく制度です。
この法律は、住宅性能表示制度と、新築住宅の構造に関する瑕疵担保責任期間を10年間義務化すること、住宅に関するトラブルを迅速に処理する指定紛争処理機関を整備することの3本柱で構成されています。
住宅性能表示制度に基づき書面が作られた場合、新築住宅を建てる際には、その性能を有する住宅の建設を行うと契約したものとみなされます。
「住み心地」も大事
人によって、「いい家」と感じるポイントは違いますよね。
ところで、家の素材や性能が良くても直感的に住み心地が悪いと思ってしまうと、それはいい家ではないのです。
直感的というと曖昧な表現ですが、いくら高価な素材で家を建てても、窓を開けたら隣家が丸見えの家だとがっかりしますよね。
家自体の性能やこだわりだけでなく、敷地な周囲の家とのバランスも見ながら住み心地の良い環境をプランニングすることも大切です。
モデルハウスを見に行ってしまうと、ゆったりとした敷地に、とても綺麗に内装も贅沢に、家具も良いものを設置して作られていますから、どうしても良いイメージが残り、そのまま自分の家に反映させたくなってしまいます。
しかし、自分の土地の面積や建ぺい率を考慮すると、なかなかモデルハウスの通りに作れる訳がありません。
モデルハウスのような良い雰囲気の家ばかりを見てしまうよりも、建て売り分譲住宅などを見てみることを是非おすすめします。
実際に建築済みの建て売り住宅は、敷地面積に対する家の大きさ、そして隣の家がどのくらい見えるのか、周囲の環境など、勉強になることがたくさんあります。
例えば隣の家と間近であっても視覚的にずれるように工夫されている建て売り住宅や、窓が開けられなくても中庭があるなど工夫されている建て売り住宅があれば、自分の家づくりに上手に反映させることができますよね。
このように、自分の理想のいい家に近づけるために、実際に立っている家を色々と見ていくことで、自然と目が肥えて、直感的に住み心地が良い・悪い家の特徴がわかるようになってきますよ。
「住み心地が良い家=長く住んでも飽きのこない家」でもあります。
後悔しないためには、家の性能や素材ばかりにこだわらず、直感的なイメージも大切にしたいですね。
出来る限り選択肢を用意する
まず一つ目は住宅性能表示制度で優先度を決めてプランを考えること。そして周囲の家とのバランスをとることが大切であるとご紹介してきました。
では、その他には、具体的にどう工夫したら後悔しない「いい家」になるのでしょうか。
家を建てる上で、こだわりポイントはいくつかあると思いますが、優先順位をつけることと、その一つ一つの項目に対して選択肢をたくさん用意することが大事です。
出会いが大切!選択肢を多くするコツは?!
いい家づくりには出来るだけ選択肢を多くすることが大切ですが、依頼主は選択肢を増やすために必要な知識を持っていないことも多いですよね。
そんな建築において素人である依頼主をサポートするのは担当者です。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所などの担当者が、いかに依頼主の立場に立ってくれるかが重要です。
選択肢の幅を広げてくれる手腕を持ち、なおかつ相性の合う担当者との出会いは、いい家づくりにおいて最も重要といっても過言ではありません。
ハウスメーカーでは知識の浅い若い営業マンが担当に付いてしまうと、なかなか希望が伝わらなかったり、家が建ってから希望と違う点などが見つかることも多々あるようです。
優先順位を決めて後悔しない家づくりを
今回は、いい家を作るために必要な知識やコツをご紹介しました。
予算、返済のシュミレーション、プランの優先順位と選択肢、ハウスメーカーとの相性など、いい家づくりにはいろいろな要素が組み合わさって妥協する部分やこだわる部分が出てきます。
そういった部分を費用対効果、予算配分で優先順位を上下に動かし家族全員が納得した上で取捨選択していくことが後悔しないいい家を作るコツとなります。
また、家づくり初心者は何から始めていいのか、どんな家がいいのかも優先順位がつけられないという方もいらっしゃいます。
あういえをでは建築家に家づくりをネット上で相談することができますので気軽に相談してみるのもありでしょう。
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