エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)とは

住宅用語集
2015/04/03 2015/06/18

ヒートポンプ技術により、空気の熱を拾い集めお湯を沸かす設備の愛称がエコキュートです。正式名称は自然冷媒ヒートポンプ給湯機。昼間よりも割安な夜間電力とヒートポンプを組み合わせることで、常に温かいお湯を確保できるのがメリットです。

エコキュート設置に関する諸条件とは

ヒートポンプは一見エアコンの室外機のように見えますが、案外スペースを取るものです。更に貯湯タンクが必要であることから、これを設置するスペースを確保できるかどうかが一つの大きなポイントです。重量もありますから、1階部分に設置場所を確保したいところです。集合住宅用の省スペース型も発売されていますので、設置場所に合わせて選択する必要があります。

ご家族の人数によって必要なお湯の量は変化します。3~5人であれば370リットル程度、4~6人であれば460リットル程度が一般的容量でしょう。ご自宅の2階以上でお風呂へ給湯する場合は高圧タイプを選ばなくてはなりませんし、寒冷地であればより効率の高い寒冷地仕様のものを、海沿いに住まう場合は塩害に強いタイプを選ぶ必要があります。

一口で「エコキュート」といっても、機能・サイズ・仕様は様々なうえ、今では床暖房に利用できたり、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)への連動も可能なタイプが出てきました。家全体でのエコに寄与する設備としても人気なのです。

近隣への影響が最大の注意ポイント

深夜電力を利用するということは、ご近所さんが寝静まった夜間に運転音がするということです。深夜電力ならば電気ヒーターを使用した場合の約3~4割の電気代でお湯が沸かせるのは大きなメリットですが、設置場所によっては騒音トラブルにつながる可能性をはらんでいるのです。音そのものはエアコン室外機と同等とはいえ、お隣の寝室そばに設置するのは好ましくありません。家を建てようと考えたのなら、最初からこのエコキュートの設置場所を勘案した設計が必要です。

エコキュートの低周波騒音による健康被害も問題視されていて、ある事例を2年にわたり調査、消費者安全調査委員会が「健康被害の原因は給湯機の運転音である可能性が高い」とした結果を発表した事案があります。このことからも、設置場所は十分な検討が必要であることがわかります。

静音性の高いものを選ぶ、隣家に影響しない場所に設置するという配慮が、エコキュート導入の心構えです。

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