2016/09/02   注文住宅

工務店で家を建てる!坪単価と業者の選び方など知らないと損すること

auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。
工務店で家を建てる!坪単価と業者の選び方など知らないと損すること

家を建てる際のパートナー選びで工務店、ハウスメーカー、建築家(設計事務所)で比較する方は多いと思います。あなたも比較していく中で工務店についてどのような特徴があるのか知りたいと思っているのではないでしょうか。

ここでは、“工務店で家を建てる”ということはどういうことか、ハウスメーカーや建築家との大きな違い、坪単価などの費用は一般的にどの程度か、業者の選び方までをご紹介します。

1.工務店との家づくりの最大の特徴

工務店との家づくりの最大の特徴

工務店といっても、棟梁が他の大工を指揮しながら施工をする数名規模のところから、営業部・設計部・施工部を持つ会社組織までと、いくつかの形態があります。いずれにせよ地域密着型ですので、家を建てたいエリアの気候や交通事情(幹線道路や抜け道になっている道路による騒音の程度)に通じています。家づくりに際しての注意点に明るいので、建てた後にがっかりすることが相対的に少ないことが工務店との家づくりのメリットです。

人員の面から年間に施工できる棟数が決まっているので、積極的に宣伝をしていないことがほとんどです。そのため広告費用が施工費用に上乗せされないことも特徴です。ハウスメーカーとは異なり、仕様にしばられることがありませんので自由な家づくりができます。さらに他社との差別化のために耐震性や断熱性能向上などに力を注いでいる前向きな会社も多くあります。

土地に適した快適な家を比較的安価に、何かあればすぐに相談できる家を、と希望する方に適しているのが工務店との家づくりといえます。

2.工務店で家を建てる際の費用(坪単価)

工務店との家づくりの目安となる坪単価は、45万円~が相場です。もちろん、より高い耐震性・断熱性、家へのこだわりを追及すれば坪単価は上がっていきます。

3.ハウスメーカー、建築家(設計事務所)との大きな違いは?

ハウスメーカー、建築家(設計事務所)との大きな違いは?

3-1.坪単価

工務店の坪単価が安く済むのは「仕様がないこと」が大きな理由です。壁一枚に至るまで希望するグレードに合わせることができるので、価格の“微調整”がしやすいのです。特殊なデザインや建材を望まない限りは、比較的安く自由に家づくりをすることができます。

3-2.耐震面

テレビCMで耐震性を強調するハウスメーカーと比較したとき、工務店に家を建ててもらうことに不安を感じることもあるでしょう。しかしながら、必要と考えれば(法的に不要であっても)費用をかけて構造計算してもらい、住宅性能の判定をしてもらえば問題はありません。

そもそも、これから建てる家であればいわゆる「新耐震基準(1981年6月改正)」に則って建てられますし、地盤調査も必須ですので、一定の耐震性は持っているものです。さらに高い耐震性を求めるのであれば、外壁と内壁の間に入れる「筋交い」を増やしたり、「制震ダンパー」の採用によって耐震面の不安を減らすことはできます。

3-3.設計の自由度

設計面での自由度は、仕様で固められているハウスメーカーには勝るものの、建築家とつくる家には及びません。一部のチャレンジングな会社を除き、工務店が得意とするのは「これまでに多く手がけてきたタイプの家」です。スキップフロアやインナーガレージに代表されるような、個性的な家(間取り)は不得手なこともあります。

3-4.アフターサービス面

工務店といえば、地元密着型の企業です。これまで信頼を得続けてきた実績があります。さらには技術者も地元の人であることがほとんどですので、何かしらの不具合が生じたときに、すぐに駆けつけてくれる安心感があります。

建築家とつくる家の場合、地元の工務店が施工することも少なからずありますので、この場合もアフターサービス面では不安はほとんどありません。

いずれにせよ、1年点検・3年点検といったサービス体制があるかを確認しておくとより安心です。

4.優良業者と出会うには?工務店選び5個のポイント

家づくりのパートナー候補に工務店が入っているのなら、以下のポイントに気をつけて会社選びをしてください。一生ものの家ですので、後悔しないためにもチェックを欠かさず行ってください。

4-1.建築予定地での施工実績が豊富な業者に絞る

建築予定地での施工実績が豊富な業者に絞る

地元密着型の工務店は、地域での実績や評判が命です。施工実績が多く、なおかつ歴史ある工務店を選ぶことがとても大切です。そのような工務店であれば、親戚や友人など、身近な人の家づくりに携わったことを見聞きできるかもしれません。そのような“先輩方”の実体験をヒアリングできればなおよいでしょう。

4-2.実際に複数の業者に問い合わせ、資料請求を行い印象をうかがう

実際に複数の業者に問い合わせ、資料請求を行い印象をうかがう

一生に一度の家づくりですので、実力や相性の面からパートナーを選ぶべきであることはどなたも理解されているはずです。となれば、できるだけ多くの会社への問い合わせや資料請求をし、その中から候補者を選ばなくてはなりません。

「資料請求によって営業攻勢が起こって面倒なのでは」と躊躇しないでください。複数のハウスメーカー・工務店の話を聞いてこそ、それぞれの家づくりに対する考え方や顧客への対応力が見えてくるものです。

4-3.見学会を実施している工務店から選ぶ

見学会を実施している工務店から選ぶ

技術に自信がある工務店であれば、構造見学会や完成見学会を行っているはずです。家の性能や特徴など、何でも聞いてみましょう。作業をしている人や営業担当者が、その問いにスムーズに答えられないようであれば、家づくりに対しての理解が薄い可能性があります。

また、家を建てたいと希望する人に何も見せたがらないというのも考えものです。一生に一度の大きな買い物をする“見込み客”に現場を公開しないのは、何らかの問題点があるとも考えられます。

とはいえ、今はセキュリティ上の観点から見学会を開催したくないという考え方があることも事実です。公開したがらないのがどういった理由なのかも聞いておくとよいでしょう。

4-4.現場や社用車が美しく保たれているかをチェックする

現場や社用車が美しく保たれているかをチェックする

セキュリティ上の配慮から見学会を実施していない工務店であっても、建築現場を通りから眺めることはできます。のぼりや足場シート、建築現場に掲げる「建築基準法による確認済」標識でお目当ての工務店の名前を見つけたら、通りかかるたびにチェックをしてください。

現場や社用車は整理整頓が行き届いているでしょうか。数千万円を支払ってその家を購入する人への配慮や敬意が表れるポイントです。整理整頓は仕事をスムーズに運ぶために必要なことであると同時に、無理や無駄を省き、安全に仕事をするための必須項目です。

4-5.ホームページなどで「大工さん」の顔が見えること

ホームページなどで「大工さん」の顔が見えること

工務店のホームページやチラシ、雑誌などに大工の写真があれば安心です。工務店が直接雇用している・協力会社(下請け)のスタッフが地元で顔を公開できるのは、自信の表れだからです。

大工はしっかりとした技術があれば直接雇用でなくても仕事を請けることができます。言い換えれば、「そりの合わない工務店に長くいなくてもよい」職業です。社員であろうが、協力会社であろうが、「その工務店の仕事を長くしているかどうか」がその工務店を見極めるひとつの着眼点となります。

現場で声をかけることができるようであれば、「この会社の仕事を始めてからどのくらいですか」と聞いてみるのもひとつの方法です。

まとめ

家づくりのパートナーとして工務店を選ぶことの大きなメリットには、「地元で実績を積んでいてその土地をよく理解していること」「何かのときにスピーディに対応してもらえること」があります。中には建築家とタッグを組み個性的な家に取り組んでいる工務店、耐震性を高めるための技術をどんどん取り入れている工務店もあります。複数の工務店に資料請求をしたり、話を聞いたりすることがよいパートナー選びには欠かせません。

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