つながる家
千葉県 戸建住宅 2000万円台
周辺には林や畑が多く、とても自然豊かな環境の中に建っている。敷地には十分な広さがあり、ごく自然に平屋の計画とした。必要諸室をコンパクトな平面で計画しようとすると、建物の奥行きが深くなってしまい、建物の中央に光の届かない暗い場所ができてしまう。そこで、建物の中央に小さな光庭を設け、光と風の通り道を確保することにした。建物全体を四寸勾配の瓦屋根で覆い、光庭部分は光を透過するガラス瓦に切り替えた。光庭の上部から建物の東西に風道を伸ばし、建物の中にT字の外部を挿入したような空間構成とした。これにより、光庭は屋根を架けられた雨は降ってこない半屋外の空間となり、光を導き、自然な空気の流れを作り出している。