白いウッドデッキの家(木造平屋建て)
神奈川県 戸建住宅 ~150平米 2000万円台
イエローハウス(都心に潤いを持ち込んだデザイン住宅)
【遊び心のデザイン】
30代前半の建て主の方の「外壁は黄色にしたい」という言葉がデザインのスタートでした。
色のイメージに合わせて、遊び心あふれる設計にしています。
・空の見えるトップライトとトルコグリーンのタイル貼りの浴室。
・玄関のステンドグラスはエクリプス(日食/月食)のデザイン。
・レンガを積んだリビングの暖炉。
・カラフルなイタリアンタイルのキッチン。
・都会の空に開いた屋上デッキ。
・ロフト的なパソコンスペースなど。
暖炉の煙突があることから、外観はちょっと南欧風でしょうか。少々雑然とした都心の町並みの中で、ホッコリするような温かみがあり、都会的でかわいらしいデザインに仕上げています。
ps.それにしても、良い黄色を出すのには苦労しました。ぜひ現物を見ていただきたいと思います。
【下町のコミュニケーションとプライバシー】
下町の近隣関係は良くも悪くもとっても“濃密”です。
そんな土地柄で、上手に閉じて上手に開くことを考えました。
敷地のコーナーをオープンにして、アプローチ空間を兼ねたポケットパークとしています。建て主さんの植えられた緑とオーダーメイドのステンドグラスがコミュニティーに対する表現となりました。一方で、リビングは2階としてプライバシーを守るバランスをとるようにしました。
ポケットパークに面した2階の大きな窓は、リビングと街路がつながり、外部との程よい距離感を保っています。
【自然素材で暖かみを表現】
建築構造はRCですが、2種類のテクスチャーのある外壁仕上げとし、立体感を強調しています。また手すり・まぐさ・玄関ドアなど随所に木を使って温かみのある外観にしています。これに植栽やバルコニーからあふれる緑がマッチして、都会の潤いを醸しだす住宅です。
内装も、黄色の左官仕上げ壁、濃い緑色の木製ドア、茶色のコルクタイルを基調にして、暖かみのある雰囲気に仕上げました。