木造と鉄筋コンクリートの混構造でつくる自然派住宅
千葉県 戸建住宅
空気の澄んだ日には遠くに富士山を望むことができる高台に建つ住宅です。クライアントと「光の流れ」や「風の流れ」を入念に計画しています。
特徴的な南向きの大きなバルコニーは光と風を最初に調整する装置として機能します。光はバルコニーで入射角を調整し、大きな窓を通し2階の和室や和室前のスノコ状の廊下の床を通じて1階のリビングに到達します。風も南の大きな窓からスノコの床を通じ1・2階のそれぞれの北側の窓に流れていきます。
また、いつも家族が集う1階のリビングは、床下の断熱(基礎の外断熱)と気密性(気密シート)を保ち、エアコン+送風機を組み合わせることで床下冷暖房方式による温湿度の調整ができるような仕組みを作りました。リビングのコーナー窓は周辺の家と干渉せず通りとは高さにより視線を断つことで明るい光と遠景の山々の風景をリビングにもたらしてくれます。
この住宅は化学素材を極力使わず、内装はほぼすべてに木や和紙を使い、くつろぎの空間となっています。
●この家の特徴
①内装は木と和紙で仕上げられています。
②外壁と屋根はシンプルな三角屋根のフォルムを生かす、メンテナンス性に優れたカラーガルバリウム鋼板で包み込んでいます。
③1階リビングの冷暖房は普及品を組み合わせた床下冷暖房を組み込みました。
④2階南側に縁側のような廊下を配し、家全体に「光の流れ」と「風の流れ」をつくりました。
⑤住宅地の中ですが、近隣の家とは干渉が少ない位置に窓や部屋を配置し、明るく開放的な住環境となっています。
千葉県 戸建住宅
埼玉県 戸建住宅 ~150平米 2000万円台
長野県 戸建住宅 ~100平米 1000万円台