だんだん_現代版農家の家

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ジャンル
戸建住宅
予算
2000万円台
延床面積
~100平米
エリア
埼玉県

さいたま市郊外の若いご夫婦と生まれてくるお子さんのための新築住宅です。

本計画では、1 .施主が多くの収納スペースを必要としていたこと、2. 敷地には庭をとる余裕はないが、前面道路が私道であったこと、3. 敷地周辺は閑静な住宅街と田畑などの風景が混在する街並みが広がっていることから、現代版の農家の住宅を提案することとしました。

古くから農家の住宅は一見おおきな茅葺屋根で覆われており、外に対して閉じられている印象ですが、室内に入ると視線が抜け、とても開放的です。また隣接する「蔵」、居間と土間とに分けられる「家」、そして縁側を挟み、住宅前面で様々な農作業を行うための「空地」で構成され、それぞれが襖や段差で緩やかにつながっています。

本計画ではそれらの構成を「蔵」を収納、「家」をリビング・ダイニング、「空地」を前面道路(私道)と置き換え、仕上げや段差を工夫することで、農家の住宅がもつ「閉じながらも広がりのある空間」をつくりだすことを目指しています。

工夫の一つとして、「蔵」と「家」を隔てる壁を半透明のポリカーボネート板としました。蔵側の空間が透けて感じられることで、コンパクトな住宅でも空間を広く感じることができます。また1階のダイニングからリビングに段差があること、さらにダイニングから前面道路(私道)側へと段々と空間をつなぐことで、室内の空間が外にまで広がっていくように感じられます。

1・2階をつなぐ階段はあえて「蔵」側に挿入しています。これにより「蔵」は「家」のモノを一方的に収納するためだけの空間ではなく、日常の上下移動の中でのモノを見せる場所となります。とあるモノを見たことをきっかけに、日常にささやかな変化と豊かさを生み出すことを期待しています。

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こちらを設計された建築家

藤本 綾

チンドン

電話番号
-
ホームページ
http://www.chindon.jp
事務所住所
〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-2-34-207
性別
女性
生年月日
1986/10/