接道無し 再建築不可の家 リフォーム
東京都 戸建住宅 ~100平米 2000万円台
世田谷区の住宅地に建つ木造平屋の新築住宅です。
書籍の翻訳家としてお仕事をされている方の住宅兼仕事場になります。
こちらの計画では「助成金」が大きな要素となったので、この辺りの話を軸にご紹介しようと思います。
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通常各自治体では様々な補助金、助成金を実施しています。
家を建てるという行為に関しても、基準を満たせば適用できる補助金や助成金がある可能性は高いです。
例えば敷地の緑化に関する助成金や、雨水タンクを設置することに対する助成金などは多くの自治体で目にしますが、
今回の住宅に適用したのは「不燃化特区」というものです。
不燃化特区というのは、火事が起きた時に周りに燃え広がらないような建物を推進している地域です。
木造建物が密集している地域に対して東京都が指定した地域になります。
火災に強い性能を持たせることが条件になりますが、今回これを使用したことにより約300万もの助成金をもらうことができました。
建築工事費約1600万に対してかなり大きな金額を補填したことになります。
私たち設計者としては、世田谷区のまちづくり課と何度も打合せをし、基準に合った性能を満たしているかどうかを確認してゆきました。
実際に申請する手続きに関しては、全てこちらで取りまとめて行いました。
申請に必要となる書類は多岐にわたり、一つ一つが専門的な書類です。
それらの書類を提出するタイミングも決まっていますので、工事の進み具合を見て書類を集めるスケジュール感を思い描いておく必要があります。
この一連の申請の流れを、助成を受ける本人が自分で対応することもできますが、
かなり専門的で混乱してしまうような手続きと言えるでしょう。
助成額が大きい分、厳密です。
このように助成金というのは条件によって使える、使えないがありますが、せっかくあるなら賢く使って少しでも得をしたいものです。
冒頭に書いたように自治体によって様々な種類があり、インターネットで調べることも可能です。
家を建てようと思っている、または改修したいという方は視野に入れておいてはいかがでしょうか。
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