設計者:鈴木宏幸さん
誰もが一度はあこがれる「別荘建築」。
仕事のない日は、郊外に出かけ食材を購入し別荘で料理でもしながらゆっくりと過ごす。
人生の充実を象徴するようなこの「別荘」を後悔しないように建てるにはどうしたらよいのでしょう。
土地、費用、建築家、メンテナンスの事など…。
一般住宅よりも考えなくてはならないことが多そうです。
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別荘建築を失敗しないための、土地選び~建築までの重点
1、気候から考えた土地
別荘をお考えの場合は、「土地」からしっかりと選択する必要があります。
土地の選び方によっては、冬の水道凍結の恐れ、海側でしたら建物の塩害によるメンテナンス費用のアップが考えられます。
その土地の性質をしっかり見極めてください。
別荘地と呼ばれるエリアには宿泊所もあるでしょうから、季節の影響を受けやすい時期に1週間ほど滞在してみるのが一番の方法です。
ちょっとした旅館に宿泊する程度の金額(1泊数千円~1万円程度)で利用できますから、情報収集期間も充分に楽しめるはずです。
また、森林に囲まれた土地ですと、湿気により建物の傷みが発生しやすいことも考えられます。
定期的に空気の入れ替えが必要です。
水道凍結にしろ、塩害防止にしろ、いざという時に手を入れに行ける距離にあることが必要でしょう。
あまり遠距離すぎると、休暇の際に行きづらいだけでなく、メンテナンスにも影響してきます。
具体的に言うなら、車で2~3時間の場所がおすすめです。
2、生活の面から考えた土地
2-1周辺環境
イメージする別荘の周辺環境はどうでしょうか。
季節により生活しづらい面はありませんか?
特に山の別荘地ならば、夏は避暑地として人は多いけれど冬は閑散としているなどの問題はないでしょうか。
滞在期間中に食料品などの日用品が手に入りにくい状態では、快適な別荘住まいとは言いづらいかもしれません。
2-2医療機関
いざという時の医療機関はあるでしょうか。
特に定住を視野に入れた別荘の場合は、特にチェックしておきたいポイントです。
ハイシーズンとオフシーズンの両方からそのエリアを観察しておくべきです。
3、別荘を購入する「目的」をはっきりさせる
一般の住まいを作るのとは別に「目的」があるはずです。
ゆっくりと過ごしたいのか、家族や仲間を集めてにぎやかに過ごしたいのか、招いた人たちを泊めるのか…。
イメージ通りに建てたいという「外側の問題」よりも充分考え抜いておいて欲しいと思います。
それにより、必要な土地の広さや建物の規模が全く異なってきます。
建てるための目的、そのために必要な機能を充分にイメージできるまでに考えておいてください。
4、土地に精通した建築家を探す
先に挙げたように、別荘は気候の問題があります。
残念ながら朽ち果ててゆく別荘も多い中、きちんとした建て方、メンテナンスにより長持ちさせられるのも別荘です。
土地の性質を熟知した建築家を探しましょう。適した建材、設備などを提案してくれることでしょう。
もしかしたら、デザインよりも更にしっかりと考えなくてはならないのがこのメンテナンス面かもしれません。
セカンドライフの住まいに別荘地を選ぶのでしたら別ですが、年に数度の利用で「せっかく行ったのにメンテナンスにばかり時間がかかった」「手入れのコストがかかりすぎる」という状態では悲しいものです。
可能な限りメンテナンスに時間と費用のかからない提案も準備してくれる、土地の気候条件と適した建材(建て方)に明るい建築家を探し出しましょう。
森林に囲まれているのであれば湿気の問題、海が近いのであれば塩害の問題、土地に即した問題が必ずあります。
5、管理事務所はある?
個人個人で管理できればよいのですが、なかなかそうはいかないのが別荘。
別荘地として販売されている区画であれば、通常「管理事務所」と呼ばれるものがあります。
別荘管理のサービス料金と内容は千差万別です。
どこまでお願いするのかにもよりますから、しっかりと下調べしておいてください。
もちろん著名な別荘地であればあるほど、ベースとなる基本料金も上がります。
管理事務所のサービスは別荘地内の巡回、清掃、ごみ仕訳などです。
イメージとしては公園の管理といった感じでしょうか。
個人で管理ができそうにないのであれば、このような管理事務所が存在ししっかりとケアしてくれる場所を選びましょう。
6、ランニングコストもしっかり計算
年に数度の利用でもかかってくる「固定費」があります。
「住民税」「固定資産税」「水道光熱費」「(頼むのであれば)管理費」などです。
いずれも、仮に年に1度も訪れなくともかかるものですので、無視できない費用です。
温泉付きをお考えならば、温泉利用権も調べておいてください。
(エリアにより異なり、全国一律ではありません)
7、気になるイニシャルコスト「建てるときの金額」は
広々とした露天風呂、眺めの良い大型ガラスのリビングなど夢は尽きませんが、それらのような特殊な造りを希望しないのであれば、一般的な戸建てとそう大きく隔たりはないはずです。
このブログをお読みの方であれば「坪単価」という言葉があまりあてにならないものであることはご存知ですね。
デザインに特徴がある建築家がいます。
一方、建築家であっても、極力無駄を省いた素朴で堅牢な家に積極的に取り組んでくれる人もいます。
別荘をお考えの今現在、「おしゃれな建物」「派手さはないけれど落ち着ける建物」のいずれを求められるかで価格が変わってくるのは当然のことです。
別荘だからといって、何も特別なことはありません。
建物に使用する材料によっても価格は大きく開きます。
建てようとしている人が何を求めるかによって、一概に「いくら」と言えないのはご承知いただけると思います。
8、リフォームも視野に
大きく影響するのはやはり土地の値段や温泉権の購入など。
それらを考えると、売りに出ている別荘をリフォームするというのもひとつの考え方かもしれません。
建物自体はしっかりしているけれど、ちょっと見た目が…というお買い得品もちらほらと見受けられるよう。
使い勝手の良い土地に、使うイメージに合った間取りの家が見つかれば、それを購入し手を入れるのもよいでしょう。
長年別荘地として知られてきたエリアの周辺には、それらに通じた建築家や工務店が存在します。
温泉の権利を購入するために、新築の建物と同じような金額を払ったという話もありますから、使うべきところにお金を使い、コンパクトにできる部分はコンパクトにすることも大事です。
それによって浮いたお金で、おしゃれな暖炉を一つ新しく置いてみるなどの余裕が生まれるかもしれません。
【まとめ】
- 大事なのは土地―アクセスや生活の利便性はどうですか?
- 一般住宅よりもしっかり考えたい「使い方」
- 気候にあったメンテナンスにまでアドバイスをくれる建築家との出会い
- 何かの時には「管理事務所」
- ランニングコストもつぶさに調べて
- 中古別荘のリフォームでも楽しめる
使用頻度によってはとても大きな買い物になる「別荘」。
多くの問題をクリアし、快適な休暇やセカンドライフが送れますように。
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