長期優良住宅とは?住んでも安心・売るときも有利な家づくりの一手法

ハウスメーカーの解約(契約解除)はできる?違約金が発生するタイミングや返金について解説【専門家監修】 注文住宅

<記事の情報は、2022年5月1日時点のものです>

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これまで、日本の住宅は「30年で価値はゼロ」とされるのが一般的でした。その一方で、エコロジーの観点から「長く住める家」がその存在感を増しています。では、「長く住める家」とは何でしょうか。

良い家のつくり方のひとつに「国の推進する長期優良住宅の基準にかなうこと」があります。長期優良住宅という名称からして魅力的ですが、この長期優良住宅はどのようにしてつくるものなのでしょうか。そしてその基準にはどのようなものがあるのでしょうか。

今回はこの長期優良住宅についてわかりやすくご説明しますので、良い家づくりの方法をお探しの方に役立てていただきたいと思います。

ここで本文に入る前に、マイホーム作りで最も重要なことをお伝えしておきましょう。

それは、“家づくりのパートナーとなる住宅メーカー選びです。

多くの人が資金計画や土地の購入、間取りやデザイン設計を先に始めてしまいます。そして重要なハウスメーカに関しては、知名度で選んだり、住宅展示場で即契約してしまったり・・・。

しかしこれ、実は大きな間違いです。

住宅メーカー選びを怠ると、最終段階になって予算を大幅にオーバーしたり、理想の間取りができなくなったりと、一生に一度のマイホームが後悔に染まってしまいます。

結果として大きな損をしてしまうということに。

つまり、住宅メーカー選びがあなたのマイホーム作りの鍵を握っているのです。

そうは言っても、無数にある住宅メーカーのなかで、どれを候補にあげたら良いのかわからない、と思ってしまいますよね?

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本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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1.長期優良住宅とは?

長期優良住宅とはその名のとおり、長く安全に、快適に暮らせる家のことです。住宅ローンを払い終えて高齢となっても安心して暮らせるだけの強度・仕組みが求められます。

その条件は、

 

・長期に使用するための構造及び設備を有していること

・居住環境等への配慮を行っていること

・一定面積以上の住戸面積を有していること

・維持保全の期間、方法を定めていること

 

とされています。

「長期優良住宅とは│一般社団法人住宅性能評価・表示協会」

長期優良住宅とは | 長期優良住宅について | 長期優良住宅[評価協会]
住宅性能評価機関等連絡協議会のWebサイトです。

長期優良住宅を建てる場合、お金の面でも有利です。「家を買う前に知っておきたい全知識~費用・流れ・注意点など」、「新築住宅にかかる固定資産税の仕組みと減額措置の適用について」もご参考になさってください。

 

2.長期優良住宅の具体的な「つくり」

上記で、長期優良住宅の目指すものはある程度ご理解いただけたと思います。では、具体的にどのような「つくり」が必要なのでしょうか。

2-1.安定した構造(家そのもの/地盤)

近年心配されている方も多い地震ですが、それに対し丈夫であることが基本です。また冬が来るたびに報道される豪雪被害もありますが、豪雪地帯であれば雪の重みにも充分耐えるつくりでなければなりません。

長期優良住宅では、「数百年に一度は起こりうる災害(大きな力)」に遭遇しても倒壊しない・倒壊しても人命が奪われるような壊れ方をしないことが求められます。

2-2.耐火性と逃げやすさ

自宅内では火災発生に気をつけてはいても、近隣の家から火が出てしまうと「もらい火事」となってしまうことが考えられます。それを避けるのも家を守るひとつの方法です。

家の中でも、隣家に最も近い面(延焼の恐れのある部分=外壁や軒裏、開口部)がどれだけの時間火や熱に耐えられるかを評価します。

自宅で火災が発生したときに備え、火災を感知し警報する装置の設置が必須で、それが感知する範囲、その音を聞ける範囲が広いほどよいと判定します。

隣家からの出火であっても、自宅からの出火であっても、避難する経路が必要です。就寝中など火災に気づくのが遅くなってしまっても、緊急脱出するための対策が講じられていれば助かる可能性は高まります。このため、外部に通じるバルコニーや避難器具の有無も重要なポイントです。

2-3.劣化を軽減する工夫

主要な構造部分(柱や梁、壁など)の材料をその種類ごとに「どれだけ劣化しづらいか」を評価します。

木造住宅であれば湿気などにより発生するシロアリ被害や木材の腐朽を防ぐつくり(通気や換気への配慮)、鉄筋コンクリート住宅であればいわゆる「爆裂(鉄筋が錆びてコンクリートを破裂させてしまう現象)」を避けるため、コンクリートの質を評価します。

2-4.家のメンテナンスのしやすさ

家のメンテナンスは、何も外壁や屋根にだけ必要なものではありません。たとえば、給水・排水管やガス管など、日頃私たちが目にすることが少ないものもメンテナンスが必要になることがあります。

これらのものにできるだけスムーズにアクセスできるつくりであれば、点検や清掃、劣化が起きれば取替えも容易となります。

近年では減少傾向にあるようですが、コンクリート内にこれらの「管類」が埋め込まれた物件もあります。このような状態にある場合、取替えはおろか、点検さえ難しいのは想像通りです。

2-5.省エネ性能と快適さ

エコロジー・エコノミーの両面から、家の断熱性能が必要であることは皆さまご存じのとおりです。断熱性能が高ければ消費するエネルギーを低く抑えることができますし、家のどこにいても暖かければ、いわゆる「ヒートショック」を予防できる可能性が高まります。

ランニングコストを抑制でき、なおかつ家族が安心して暮らすために、省エネ性能(≒断熱性能)の高さは、とても重要なことです。

2-6.シックハウス対策

せっかく新しい家を手に入れ、引っ越しをしたのに、家族がアレルギー症状を引き起こしたため再度引っ越しをせざるを得なくなったという話を聞くことがあります。いわゆるシックハウスです。

この問題を解消しつつ、心地よい空気の流れを確保するため、建材(壁紙や塗料、接着剤など)は、ホルムアルデヒド発散量が少ないものを使用し、適度な換気経路を確保する必要があります。

シックハウスへの対策については、JIS規格で定められ、建材に表示されている「F等級」に着目します。最高ランクは「F☆☆☆☆(フォースターと読む)」です。

2-7.光の入り具合

家の中に入ってくる光は、健康面のみならず、室内作業(家事など)にも影響を及ぼします。必要な明るさを確保していることも、長期優良住宅かどうかの評価のひとつとなります。

リビングダイニングないしは寝室など、日光が入ることが好ましい部屋にどれだけの開口率があるか、東西南北どちらにより多く開かれた部分があるかを判断基準のひとつとします。

2-8.高齢となっても過ごしやすいかどうか

新しく家を建てようとお考えの多くの方は、そこを終の棲家とすることまでをお考えでしょう。今は辛くはない階段や、床の段差も、将来的に何らかの対策をしなければならなくなり、結果的に大掛かりなリフォームをしなければならなくなります。

このような問題を、家を建てる段階で解消しておくのはいかがでしょう。長期優良住宅と認めてもらうには、移動時の安全性、そして介助(介護)の容易性です。

思わぬことで車いす生活を余儀なくされることもあります。このようなときのため、はじめから床には段差を作らない、トイレや廊下は広めに作るなどの策を講じておけば、必要が生じてから慌てて大規模リフォームをしなくて済みます。また、小さなお子さんや妊婦さんなど、健康であっても移動の際注意が必要な方にとって安全な家となってくれます。

 

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3.長期優良住宅の安心ポイント

長期優良住宅は、上記のような「耐震性に優れ、使い勝手がよい」だけではありません。以下の点でも「住みやすい」「必要が生じたときにも売りやすい」良い家となります。

3-1.「住宅かし保険」で何らかのトラブルの際も安心

長期優良住宅の認定を受けることができれば、「住宅瑕疵担保履行法(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律)」により、何らかのトラブルに見舞われたとき、2,000万円までの費用を受け取ることができます。

構造上重要となる部分の瑕疵(本来あるべき品質・性能に劣ること)、雨漏りがするなど家が傷む原因が発生したときなどです。

長期優良住宅の基準を満たすべく設計・建築される家を手がける建築業者は、「住宅瑕疵担保責任保険法人」の保険に加入していて、自社で補修できるときは自社でその保証を、もしもその会社が倒産した場合は、この保険から補修費用が支払われるのです。

3-2.いえかるて

長期優良住宅は、「良い家をつくり、その家を適切にメンテナンスすることで長く住むこと」を目的としています。そのために欠かせないのは、家そのものの図面と、定期的なメンテナンスです。

長期優良住宅として認められた家には「いえかるて」がついてきます。いえかるてとは、文字通り「家のカルテ」です。図面やメンテナンスの履歴を資料として保持できるだけでなく、国から認定された組織がシステムに“格納”しておいてくれます。

これらの資料は、家が何らかのトラブルに巻き込まれたとき、補修のための基礎データとなります。また、家族構成の変化や何らかの理由で家を手放さなくてはならなくなったとき、購入希望者に「安心して購入できる中古住宅であること」を示す根拠となってくれます。

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4.「長期優良住宅」づくりに適した建て方は?

長期優良住宅は、上のようにクリアしなければならない条件が多くあります。そのうえ、「住宅瑕疵担保責任保険法人」の保険に加入している建築業者により手がけられる必要があります。

そもそも論として、「長期優良住宅を建てたことのある会社(工務店)」でなければならないのです。

4-1.在来工法で建てられた家

工場で部材を組み立てる工業化住宅(いわゆるプレハブ工法)は、長期優良住宅に向いていない面があります。100年はもつ、といわれても、そこは工業化住宅です。そもそもは「工場で組み立てられ、出荷された家」ですので、必要なときに、必要な部分だけ補修しようとしても、難しいケースが出てくるでしょう。

その点、在来工法であれば、手を入れたいところにだけ手を入れることは比較的容易です。

4-2.良い材料と良い施工を追及する

木造の家をダメにしてしまう原因の主なものは、「水分」にまつわることです。雨漏りや雨水の染み込み、結露が多発すると、家の土台とも言うべき大引き(床を支える根太の下をくぐる太い木材)まで傷んでしまうことすらあります。

家のリフォームをテーマにした人気番組で取り上げられる家のほとんどは、上質な無垢の構造材を使用した在来工法です。そもそも「素材と施工がよかった」ことがあってこそ、大規模リフォームが可能なのです。

長期優良住宅にトライしたい場合、地元でも腕の良い職人を抱えている、ないしは彼らとつながりのある工務店や建築家との家づくりをおすすめします。

 

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まとめ

より良い家を求める方に是非目指していただきたいのが、国から「長期優良住宅」のお墨付きを得ることです。長く効率よく住まうための工夫を凝らすことが前提の家ですので、まさしく「一生モノ」と呼べる家づくりができます。

今回は長期優良住宅についてご説明しましたが、特に重要なポイントは次の5つです。どうぞご記憶ください。

1.長期優良住宅とは、国が推進する「エコロジー・エコノミーで長く住める家」

2.様々な条件をクリアする必要があるが、長期優良住宅建築実績のある会社を選べば詳しく説明してもらえる

3.もしも瑕疵があっても、家を建てた会社が倒産していても、住宅かし保険から補修費用が出る

4.家にまつわる図面やメンテナンス履歴がシステム上に保管されているので、いざというとき「売りやすい家」となる

5.長期優良住宅に向いているのは、在来工法

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