2014/01/08   建築家 ,

狭小住宅を広く見せるために建築家が工夫してること7選

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auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。

設計者:濱嵜良実さん

誰しもがあこがれる、広々とした敷地、開放的な庭、ガレージ、大空間のリビング。ですが、現実はそう甘いものではありません。資金の問題もそうですが、通勤・通学の便、日頃のお買い物や通院を考えた際の「地の利」を考え合わせると、同じ金額でも土地は狭くなってきます。

また、既にある土地が狭小地の場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

建築家は、その土地の特徴を活かしつつ最適なアドバイスやプランニングをしてくれる専門家です。

広い家が実現できないからといって、あきらめる必要はありません。

今回は、建築家が空間を広くみせる為に工夫している7つの項目をご紹介します。

建築家が狭小住宅を広く見せる為にしてる工夫

1.吹き抜けリビング

人間が広さを感じるポイントは、面積だけではありません、高さも関係します。そこで吹き抜けが重要となるのです。

狭小な土地であればあるほど、隣接する家との間隔もなかなか取れないもの。それを解消するためにも、リビングを縦に伸ばし、ガラス窓を多めに設置することで明るさまでも確保するのです。

「勉強するだけ」「寝るだけ」の個々の部屋は多少狭くとも、家族で過ごす部屋であるリビングは慎重に考えるべき場所です。ここを広々と感じさせることで、狭小住宅でありながらも、充実した感覚を得られます。

明るさを演出するのは、何も間取りだけではありません。

引用: ニルバホーム

柱や梁などをあえて見せる「あらわし(↑画像)」、壁紙やドアの色など、様々な要素があります。こういった部分こそ、建築家のセンスが問われるポイントでしょう。

拭きぬけのメリットデメリットについてはこちらをご覧ください

⇒「吹き抜けのある家」で事前に知るべきメリット・デメリット各3点

 

2.3階建て

最近では、木造(ないしは木質造)であっても3階建てが普及してきています。狭小な土地に家を建てるのであれば、3階建てを検討されてはいかがでしょう。土地自体、横に広げられないのであれば、縦に利用すればよいのです。

土地によっては高さの制限がかけられていたりと、法の面での制約が課される場合もありますが、いかに制限ぎりぎりまで空間確保できるのかが、建築家の腕にかかっています。

1階はリビング中心の「家族で集う場所」、2階は「ご夫婦の寝室や書斎」、3階は「お子様のお部屋やオーディオルームなどの趣味の部屋」などのように、階で用途を特色づけることも出来ますので、プライバシーの面でも便利なケースがあります。

 

3階建てのメリットについてはこちらをご覧ください。
3階建て住宅のメリットー検討すべきケースとは?

3.スキップフロア

「空間をどれだけ広々と感じさせるのか?」という工夫の中から、最近はスキップフロアが注目されています。

空間が激変するスキップフロアの家とは?知っておきたい3大ポイント

スキップフロアとは、いわゆる「中2階」「中3階」のことで、壁を極力設けないことで視覚的な解放感を感じられるものです。

 

そんなスキップフロアですが、「プライバシーは保たれるの?」という不安を持たれる方もいらっしゃいます。

ですがご安心を。仕立て方やインテリアのしつらえ方次第では、ある程度のプライベート空間にも仕上げることができます。

とはいえ、図面ではわかりづらい部分が大きいですから、プランニングの段階で施主側にわかりやすく説明できる建築家かどうかが大きなポイントです。

例えば、

  • PCで3Dの画面を見せてくれるかどうか
  • 模型を作ってくれるかどうか

などです。

 

4.地下室

狭小な土地であれば、その土地を活かすために「縦」に空間を伸ばしましょう、というお話をしました。土地に問題がなければ、地下室も検討事項の中に入れてみてください。地下であっても、十分部屋として活用できるケースがあります。日の当たる方角に、ドライエリアというスペースを設けることができれば、明るさも湿度調節もできるので快適な部屋になるはずです。

引用: wikipedia

そのドライエリアを活用し、植物を置いたりすれば、もう一つの庭としても楽しめます。

地下なので防音機能もあり、音楽やダンスなどの部屋として利用する方も多いです。もちろん、通常は使わずに収納エリアとしても使えます。日常の生活エリアには極力ものを置かず、すっきりと暮らすために、日頃は目立たない地下室を利用するのもよいですね。

 

地下室はこちらの記事で詳しく述べています

⇒地下室のある家のメリット4つと費用、建築事例を4つご紹介

5.ビルトインガレージ

狭小住宅もしくは土地が狭いからといって、あきらめたくないのは駐車場です。そこでひとつの考え方として、家の内部に駐車場を作ってしまう「ビルトインガレージ」です。

引用: feve casa

これには、大きなメリットがあります。

例えば、共働きのご家庭でしたら、奥様が週末に1週間分の食品をまとめ買いすることも珍しくないでしょう。家から遠い駐車場でしたら、その大量の荷物の運び込みだけでも大変な労力です。また、お子さんやご高齢の方がいらっしゃるご家庭でしたら、病気などのいざというときに、すぐに病院に運んであげたいものです。これがビルトインガレージなら便利になります。

都市部では駐車場代が月に3万円を超えることも珍しくありませんから、都市部であればあるほど、このビルトインガレージはかなり有効な手段なのです。家の1階部分を広く開放する必要がありますので、強度の問題などここでも建築家の知恵と腕をお借りしたいところです。

 

ビルトインガレージはこちらの記事で詳しく述べています。

⇒ビルトインガレージのメリットデメリットとその他の選択肢など5点

 

6.ロフト

屋根裏部屋ともいえる部屋を作ることで余ったスペースを有効に使えます。ロフトの階段は取り外し(移動)できるものしか設置できませんが、例えばお子さんのベッドルームにすることは十分に可能ですし、収納スペースとしても活躍します。

ですが、簡易な階段ですから、あまり重たいものを運び込むのは難しいでしょう。また、屋根に一番近い部分にあるものですから、どうしても夏は暑くなりがちです。しかし、断熱や通気を工夫すれば十分に快適なスペースになります。

その土地の気候に通じた建築家との出会いが重要になりますので、地域の建築家を探してみてください

 

7.ウッドデッキ

少しでも庭が確保できるのなら、ウッドデッキも考えてみてください。

引用: エクスショップ

リビングの延長上にウッドデッキを設置できれば、まるでリビングがそれだけ広くなったイメージが得られます。冷暖房が必要でない季節には、窓を開け、ご家族やご親戚、仲間と一緒に食事でも楽しめればさらに楽しいスペースになります。

ウッドデッキについては以下の記事もご参考ください。

「ウッドデッキのある家」得られる8つのメリットを大公開!

 

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まとめ

今流行りの吹き抜けリビングやスキップフロアも、狭小住宅だからこそ積極的に考えたいものであることがお解りいただけたでしょうか。ここで、おさらいしておきます。

  • 吹き抜けリビングで広々スペースに「見せる」。
  • 3階建てで、土地を「縦」に活かす。
  • スキップフロアが導入できれば、さらに広々。
  • 地下室が作れる土地条件であれば、是非ともチャレンジを。
  • ビルトインガレージで出費を抑えつつ快適な生活が。
  • ロフトも一つの部屋として活用。
  • リビング延長線上にウッドデッキがあれば、実質リビングが広くなる。

 

狭小住宅を建てるならこちらで相談される事をお勧めします。

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