一日でも自宅を長持ちさせるために定期的にしておきたいメンテナンス法


自宅を少しでも長持ちさせるために最も大切なのは、定期的なメンテナンスです。
どんなに丈夫な家であろうと、メンテナンスを怠ればすぐに劣化し、建物の寿命を縮めてしまいます。
そうならないためには、普段から建物を気にかけることが大切です。
今回は、大切な自宅に長く住み続けるために知っておきたい、定期的なメンテナンス法を紹介します。
このページの目次
長く住み続けるために知っておきたい9つのメンテナンス法
長期的な修繕計画を立てる
分譲マンションでは毎月修繕費用を回収され、それが建物の定期的なメンテナンス費用にあてられます。
しかし、一戸建ての場合は管理組合が存在しないことが多く、長期的な修繕計画が立てられていることはあまりありません。
どんな建物でも年数を経ると劣化していきます。
一般的には大規模なマンションによりも一戸建てのほうが劣化は激しいのです。
一戸建ての建物を購入したら、少しでも長持ちさせるために、長期的な修繕計画を立てるようにしましょう。
定期的なメンテナンスを行う
新築の建物ですと、1か月点検、6か月点検、1年点検、2年点検など定期的なメンテナンスが設定されますが、それ以降は有償となるケースが多く、徐々に点検自体行われなくなってしまいます。
建物も人間の健康と同じで、異常は早く発見したほうが対処法を取ることができます。
何か異常があってから修理をしても遅いのです。例え異常がなくても定期的に点検するよう心がけておきましょう。
メンテナンスを記録しておく
定期的なメンテナンスをしていても、記録に残しておかなければあまり意味はありません。
いざという時は記憶頼りになってしまわないよう、メンテナンスをしたら記憶を残しておきましょう。
最近では自宅のメンテンナス情報を不動産業者と共有できるシステムも構築されていますので、上手に活用して下さい。
また、家のメンテナンス履歴は、記録に残しておくことで建物を売却する時に有利になる可能性があります。
相談できる相手を見つけておく
工務店・設計者・建築士、ハウスメーカーなど、建物について詳しい人と親しくしていると、何かあったときに相談に乗ってくれます。
建物の状態は素人ではほとんど判別することができません。
建物に詳しい専門家で、相談できる相手を見つけておくと安心です。
湿気がこもらないようにする
建物を長持ちさせるコツは湿気がこもらないようにすることです。
そのため、建物には通気を確保するために換気口が多く設置されています。
しかし、隣の建物と距離が近かったり、通気口の前にブロックが置かれていたりして通気が上手くできていない家も少なくありません。
通気口が十分に機能するために、建物周りには余分なものをおかず風通しを良くしておくことが大切です。
また、浴室やキッチンなどの水回りは、ただでさえ高温多湿になりやすい場所です。
使用中、使用後の換気には十分気をつけ、湿気をこもらせないように注意しておきましょう。
害虫の発生を防ぐ
建物の周囲に花壇があると、知らないうちに土が家の土台の上まで被ってしまうことがあります。
これは害虫が土の中を伝って家に入り込みやすい状況です。
同じ理由で建物周辺に木材を放置するのもよくありません。
また、建物の近くに木を植えると、木が成長するにつれ建物が日陰になり、害虫が好む湿気の多い環境になってしまいます。
害虫の発生は建物の寿命を極端に縮めるので、普段から寄せ付けないようにする工夫が必要です。
修理を早めにする
よく外壁の塗装が剥がれているのをそのままにしているところがありますが、こういった小さな傷みは早めに修理することが大切です。
目立たないからといって放置していると、傷口は確実に広がっていきます。
最初は外壁の小さな傷も、徐々に周囲の壁にまで傷が広がって雨水が浸水してしまうこともあります。
こうなると塗装だけでは間に合わず、大掛かりな修繕が必要になってしまいます。
例え小さな傷みでも、見つけたらすぐに修理をするようにしましょう。
修理の費用を積み立ておく
建物の修理にはお金がかかります。
修理は急に発生することが多いため、事前に準備しておかなければ費用を捻出することさえできなくなってしまいます。
毎月少しずつでも積み立てておくことをお勧めします。
自宅に関心を持つ
普段から自宅に関心を持つようにしておきましょう。
「DIY(Do it yourself)」というように、自宅は自分でメンテナンスしても構いません。
自分ですることによって、愛着が強くなりますし、徐々に建物について詳しくなっていくものです。
メンテナンスを業社に依頼するときでも、ある程度の知識があれば必ず役に立つはずです。
まとめ
自宅を少しでも長持ちさせるためのコツは、常に建物を健康な状態に保つことです。
「傷んでいるのは分かるけど、修理となると手間も費用もかかるし…」といって放置しているとすぐに建物の寿命は縮んでしまいます。
普段からちょっとしたことでも気にかけて、必要に応じてこまめに修理をすることで建物は確実に長持ちするのです。
いつまでも長く住み続けるために、大切な自宅は常に気にかけるようにしましょう。