外壁塗装の目的補修に使うシーリング・コーキングとは? 価格や選び方も解説

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auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。

「外壁塗装で使うシーリング(コーキング)って何だろう」

 

このような疑問をいだいたことはありませんか?

外壁塗装で使うコーキングについて、この記事では紹介しています。

 

  • シーリングとは何か?
  • シーリングの利用目的
  • シーリングの劣化を放置すると起こる問題
  • シーリングとコーキングの違い
  • シーリングの補修にかかる費用

 

これらを知りたい人に役立つ情報をまとめました。

読むことで外壁塗装におけるシーリングの悩みが解消するでしょう。

 

このページの目次

シーリング(コーキング)とは、目地補修に使うゴム状の素材

 

外壁塗装で利用するシーリングとは、サイディングの目地や外壁のひび割れを補修するゴム状の素材です。

シーリングは乾燥する前だと液状ですが、隙間に流し込むことで硬化してゴム状となります。粘着性が強く、木工用ボンドと感触が似ています。

 

シーリング(コーキング)の利用目的は「隙間を埋めること」

シーリングは外壁の隙間を埋めるために使います。

サイディングの目地を埋めたり、ひび割れの隙間に流し込んだりします。

目地やひび割れの隙間を残してしまうと外壁は劣化して寿命が短くなるでしょう。

 

シーリング(コーキング)の劣化を放置すると起こる問題

外壁のシーリングは年数が経過すると紫外線や雨風によって劣化していきます。

劣化すると隙間ができたり剥がれてきたりするため放置をすれば雨漏りを引き起こすでしょう。

 

シーリングが剥がれてしまうと外壁の下地が露出してしまい、雨や風が侵入して内部を劣化させます。

シーリング部から進んだ劣化はやがて外壁全体を劣化させるため、早めに修復しましょう。

 

シーリングとコーキングの違いは「使う場所」

シーリングは目地の補修に使う場合で、コーキングはひび割れなどを補修する場合を指すとも言われています。

ただし外壁塗装ではシーリングとコーキングは同じ意味で使われることが多いです。

シーリングとコーキングは同じ材料を使うため区別しにくいという事情もあるでしょう。

 

外壁塗装やシーリング補修の業者でもないかぎり、シーリングとコーキングは同じ意味で捉えていても問題はありません。

 

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シーリング(コーキング)で目地補修や劣化修復にかかる費用

 

外壁塗装で使うシーリングの1㎡単価は900〜1,200円ほどです。

30坪で2階建ての一般的な住宅では、シーリング費用だけで20〜30万円程度かかるでしょう。

 

施工数量は外壁の面積によって大きく変わりますが、サイディング外壁だと数量は200m〜300m程度が目安となります。

 

シーリング(コーキング)で補修したら外壁の寿命はどのくらい延びるの?

引用:Southwest Companies

 

シーリングの耐用年数(交換に必要な年数)は5〜10年と言われています。

外壁塗装の耐用年数が10年を超える場合、塗装よりもシーリングの寿命が先に尽きてしまいます。そういった場合はシーリングの補修だけを行う必要があります。

 

シーリングの寿命に影響を及ぼす「増し打ち」と「打ち替え」

シーリングの補修方法には「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。

 

「増し打ち」とは既存のシーリングの上に新しいシーリング剤を充填する手法です。

「打ち替え」は古いシーリングを取り除いて新しいシーリング剤を入れます。

 

「増し打ち」は古いシーリングを取り除くことが難しい場合に利用します。

しかし古いシーリングが剥がれると新しいシーリング剤も剥離するため、寿命を長くするためには「打ち替え」を推奨しています。

「増し打ち」か「打ち替え」なのかは工事前の段階で業者に必ず確認しましょう。

 

シーリングの寿命を延ばしたいなら「後打ち」ではなく「先打ち」

シーリングには「先打ち」と「後打ち」があります。

塗装よりも先にシーリングを施工するのが「先打ち」で、塗装の後にシーリングを施工するのが「後打ち」です。

 

先打ちと後打ちにはそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

先打ちのメリットとデメリット

メリットは、表面を塗装で覆うためシーリングを雨や風から保護でき、耐用年数が延びることです。

デメリットは、シーリング部の塗装が割れやすいことです。

シーリングは塗膜(塗装の膜)よりも柔らかいです。そのためシーリングの伸縮に塗装が耐えきれずひび割れてしまいます。

 

後打ちのメリットとデメリット

メリットは、塗装のひび割れを防止できることです。

デメリットは、シーリングが剥き出しの状態のため劣化が早く耐用年数が短いことです。

 

特に理由がなければシーリングは先打ちにして耐用年数を延ばすとよいでしょう。

 

シーリング(コーキング)の補修が必要な劣化状況

外壁におけるシーリングは年数が経過すると劣化していきます。

シーリングが劣化すると雨漏りなどを引き起こすため、以下の症状が見つかったら補修を考えましょう。

 

割れ

 

シーリングが裂けてしまう劣化現象です。

紫外線や雨によって経年劣化すると起こります。

 

シーリングが割れただけで雨漏りすることはありません。外壁内部の防水素材が機能して雨の侵入を防ぐからです。

しかし、割れたシーリングを放置し続けると、外壁が変形したり内部素材が劣化して雨漏りを引き起こしたりするおそれがあります。

 

剥がれ

出典:はじめての外壁塗装

 

シーリングが外壁から剥がれてしまう劣化現象です。

シーリング施工時のプライマーが不足している際にも起こります。

 

剥がれが起こると割れよりも大きな隙間が生まれてしまい、外壁の劣化が進みます。

放置すれば外壁の他の部位にも悪影響を及ぼすため補修が必要です。

 

肉やせ

出典:株式会社浦部住総

シーリングの厚みが減って外壁との溝が深くなった劣化現象です。

指が入るほどの溝ができている場合は施工時の欠陥である可能性もあります。

 

肉やせ自体は致命的な劣化現象ではありません。

しかし、肉痩せすると充填しているシーリング剤が引っ張られるため、ひび割れや剥離を引き起こす危険があります。

 

塗装の変色(ブリード現象)

出典:エムズリノベーション

シーリングを充填した場所に塗装をすると黒く変色する劣化現象が「ブリード現象」です。

外壁塗装業者でもブリード現象を知らないことが多いです。このため、塗装して1年後にブリード現象が発生しても、「自然現象です」と言い切られる可能性があります。

 

ブリード現象は、シーリングの成分が塗料を劣化させてしまう現象です。

ノンブリードと呼ばれるシーリング剤を使用することで防げます。

 

外壁塗装やシーリング補修を依頼する際は「ブリード現象」について具体的に説明できる業者かどうかを選定基準の1つとしましょう。

「ブリード現象」の説明ができない業者に依頼するとトラブルが起こりやすいです。

 

シーリング(コーキング)の種類

シーリングにはさまざまな種類が存在します。

基本的に業者が適切な種類を選んでくれますが、特徴を覚えておくことで妥当な工事をしているかを判断できるでしょう。

 

アクリル系

シーリング剤のなかでは弾性が少なく硬い素材です。

充填後は塗装をするのが一般的で、目地周辺が汚れにくい特徴があります。

 

耐久性が低いため新築以外で使うことはほとんどありません。

アクリル系は臭いがするというデメリットがあります。

 

ポリウレタン系

柔らかくて弾性があるシーリング剤です。

モルタルのひび割れなどに適しており、目地周辺が汚れにくい特徴があります。

 

耐候性が低いため塗装をすることを前提としています。

ブリード現象を引き起こさないノンブリードタイプのシーリング剤が多いです。

 

シリコン系

表面が凹みやすく、ツルツルとした独自の感触が特徴です。

ガラスにも密着するためサッシなどでよく利用します。

柔らかい素材、硬い素材の両方があります。

 

変成シリコン系

ベタベタする素材のためホコリが付きやすいですが目地周辺が汚れにくく、柔軟性があるシーリング剤です。

 

耐熱性や耐候性にも優れており、塗装をしなくても利用が可能です。

金属部での利用も問題ありません。

 

1液型と2液型

 

シーリングには1液型と2液型があります。

1液型は単体で乾燥するシーリング剤です。

2液型は硬化剤など副剤と混ぜることで固まるシーリング剤です。

 

1液型は基本的にカートリッジタイプで、シーリングの専門業者以外や小規模な工事で利用します。

 

2液型は専用の撹拌機械が必須のため、シーリング専門業者や大規模な工事で使います。

1液型よりも高性能で価格が高い傾向があります。

 

基本的に2液型のほうが耐久性などの性能が高いため、シーリング補修をする際は業者がどちらを使っているかを尋ねて2液型を選ぶとよいでしょう。

 

ノンブリードタイプ

シーリングにはノンブリードタイプと呼ばれる種類が存在します。

ノンブリードとは「ブリード現象」を起こしにくいシーリング剤を指します。

 

シーリングで隙間を埋めたあとは塗装をするのが一般的です。

しかし、シーリング剤が塗装に悪影響を及ぼしてしまい、塗料が黒く変色することがあります。

これが「ブリード現象」です。

ブリード現象を引き起こさないために、塗料に悪影響を及ぼす成分を減らしたシーリング剤がノンブリードタイプです。

 

外壁塗装のトラブルとして「塗装して1年後にミミズのような黒い跡が出てきたので業者に相談したら自然現象と言われた」といったケースは多いです。

シーリングの専門家ではない外壁塗装業者はブリード現象を知らない場合があるにもかかわらず未熟な技術でシーリング工事をしてしまうため、ブリード現象に関するトラブルが起こります。

 

外壁塗装やシーリング補修の依頼をする際には「ブリード現象について知っていますか」と業者に確認してみましょう。

具体的な説明ができない業者は、工事後にブリード現象を引き起こして失敗する可能性が高いです。

 

シーリング容器の違いと専門性

 

シーリングの容器には「カートリッジタイプ」と「丸缶」の2種類があります。

「カートリッジタイプ」とは、細長い「カートリッジ」を「コーキングガン」と呼ばれる道具に装着して使います。

「丸缶」は主に2液型で、撹拌したシーリング剤を専用の「コーキングガン」に充填して使う手法です。

 

容器によって材料が異なるケースが多く、「カートリッジタイプ」と「丸缶」にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

 

シーリング作業は片手間でできるほど簡単な作業ではありません。

国家資格が存在するほど難易度が高い工事です。

 

外壁塗装業者はシーリングの専門家ではないため、シーリング補修を任せてしまうと失敗しやすいのです。

 

シーリング補修にはシーリング専門業者が必要です。

専門的な技術を持っている職人は丸缶を使うため、業者にどちらの容器を使うかを尋ねてみましょう。

 

カートリッジタイプのメリットとデメリット

メリットは、手軽で持ち運びが便利かつ価格が安い点です。

デメリットは、1液型が多いため耐久性が低い点です。

カートリッジタイプは作業効率が悪く、補修箇所が多い場合には向いていません。

 

カートリッジタイプは、外壁塗装を専門とする職人が片手間でシーリング作業を行う場合に使います。

 

丸缶のメリットとデメリット

メリットは、2液型が多いため耐久性が高いことです。

作業効率がよいため大規模な補修に使います。

 

デメリットは、カートリッジタイプに比べて作業に手間がかかるため価格が高いことです。

丸缶は大量のシーリング剤を使う場合に適しており、高度な知識や技術を必要とするためシーリング専門業者が使います。

 

シーリング(コーキング)はDIYで補修するのは危険!

 

外壁のシーリング補修をDIYで行えないかと考える人もいるでしょう。

結論から言えば、DIYでシーリング補修をするのはオススメしません。

 

シーリング補修は難易度が高い工事のため、適切な知識と技術がなければ雨漏りを引き起こします。

外壁張替え業者や塗装業者が工事をしても失敗する可能性があるほどですから、シーリング専門業者以外が行うのは危険でしょう。

 

どうしてもDIYで行いたい場合は、外壁を傷つけないように古いシーリング剤を完全に剥がし、ホコリや水分を完全に取り除いてからボンドブレーカーという素材を入れ、周辺の養生を行い、プライマーで下塗りを行いましょう。

 

シーリング(コーキング)補修の工程

 

シーリング補修の工程を知ることで、依頼した業者がシーリング専門業者かどうかを判別できるでしょう。

適切な工事をしているかチェックするためにシーリング補修の工程を解説します。

 

既存シーリングの撤去

既存のシーリングを撤去する作業です。

古いシーリングの上から充填する「増し打ち」という手法もありますが、耐久性が低下しやすいため推奨していません。

 

目地に入っているシーリングの奥には「ボンドブレーカー」と呼ばれる素材が付いています。

 

出典:ハッピーペイント

ボンドブレーカーはシーリング剤が目地の奥と密着しないようにする道具です。

ボンドブレーカーが無いと、シーリング剤は外壁の左右と奥の3面で密着してしまいます。

 

左右と奥の3方向で接着してしまうと外壁の伸縮にシーリング剤が対応できず、割れたり剥がれたりします。

シーリングの劣化を防ぐためには両端だけ接着させる2面接着をしなくてはいけません。

 

養生

目地の周辺にマスキングテープを貼ってシーリングの充填準備を行います。

マスキングが不十分だとシーリングが外壁の隙間に入ってしまい見栄えが悪くなります。

養生はシーリングの仕上がりを決める重要な作業なのです。

 

シーリング剤の撹拌(かくはん)

シーリングの専門業者なら2液型の丸缶を使います。

2液型は専用の撹拌機で混ぜなければ充填ができません。

 

気候や外壁の構造によって材料の混ぜ方は変わるため、専用の道具の他に高い知識と技術が求められます。

 

プライマー(シーラー)塗装

シーリングを目地と密着させるために「プライマー(シーラー)」と呼ばれる塗料を下塗りします。

プライマーがなければシーリング剤はすぐに剥がれてしまうでしょう。

 

シーリング充填

出典:豊田麻布

 

専用のガンを使ってシーリングを外壁の目地に充填していきます。

空気が入り込むと失敗するため均等に隙間なく埋め込まなくてはいけません。

 

シーリング工事は国家資格が存在するほど高度な技術であり、専門業者でなければ完璧な充填ができません

DIYで行う人が失敗する可能性が高いのが充填作業です。

 

ヘラでならす

充填後のシーリング剤をヘラできれいに仕上げる作業です。

ムラなく見栄えよく仕上げるのは難易度が高いため、DIYでは難しい作業の1つです。

 

失敗すると外壁の他の部位にシーリングが付着してしまい、余計な場所を汚してしまうでしょう。

 

乾燥

マスキングテープを剥がして工事は完了です。

シーリング表面は1日でも乾燥しますが、内部はなかなか乾きません。

 

シーリングが完全に乾燥するには日数がかかるため、最低でも1週間は目地にさわらないようにしましょう。

 

シーリング(コーキング)補修で適切な業者を選ぶ方法

 

シーリング補修で最も重要なのは優良業者を選ぶことです。

高額な工事費を支払って優れたシーリング剤を使っても、職人の技術が未熟だと1年で剥がれてしまいます。

有能なシーリング業者はどのように探せばいいのでしょうか。

 

相見積もりをする

複数の会社に見積りを依頼することを相見積もりと呼びます。

最低でも3社に見積もりを依頼して内容を比較しましょう。

 

相見積もりをすることで極端に高額な業者を見抜きやすくなります。

悪徳業者を避ける簡単な方法のため、シーリング補修では相見積もりを必ず行いましょう。

おすすめの外壁塗装業者を無料で見積り依頼できるサービスはこちらです。

 

「ブリード現象」を把握しているか

シーリングによって塗装が変色する「ブリード現象」を把握しているかを確認しましょう。

 

ブリード現象を把握していない場合はシーリングの優良業者ではありません。

工事後に外壁塗装が黒く変色する可能性が高いでしょう。

 

特にシーリング補修と同時に外壁塗装を同じ業者に依頼する際は注意が必要です。

外壁塗装業者はシーリングの専門ではないため、シーリング部の補修だけは専門の職人がやってくれるのかどうかを確認したほうがよいでしょう。

 

「カートリッジタイプ」ではなく「丸缶」を利用しているか

シーリング職人はカートリッジタイプではなく丸缶を使います。

シーリングの補修にどちらの容器を使うか尋ねるだけでも業者のシーリングに対する専門性をはかれるでしょう。

 

見積もりは具体的か

見積りの項目が「一式」ばかりなら注意してください。

外壁のシーリング補修面積は「一式」で計上されることもありますが、具体的な数字で書いている業者があるなら信用性は高いです。

シーリング剤の商品名やメーカーも記載されていれば文句なしでしょう。

 

自社施工をしているか

ゼネコンやハウスメーカーに依頼すると自社では工事をしていないケースが多いです。

 

自社施工をしていない会社は下請け会社に工事を任せてマージンだけ受け取ります。

あなたが支払った費用の何割かが紹介料として抜かれてしまうため、工事に使われるお金が減ってしまうのです。

 

費用を節約したい場合はメリットがないため、工事費を抑えたい人はシーリングや外壁塗装の自社施工をしている業者に依頼しましょう。

 

自社施工をしているかどうかは以下の2つから判断が可能です。

 

  1. ホームページに職人の写真がある
  2. 事務所の所在地をグーグルマップで調べて倉庫がある

 

ホームページに職人や作業風景を掲載している会社は自社施工をしている可能性が高いです。

 

また、事務所の所在地をグーグルマップで調べてみて倉庫があるのなら、自社施工していると考えられます。

 

自社施工をするためには大量の道具や材料が欠かせません。

保管するために事務所の近くに倉庫を構えているケースが多いです。

 

まとめ

 

シーリング(コーキング)とは、外壁の隙間を埋めて雨漏りなどを防止するための、ゴム状の素材です。

専門技術が必要となるため、カートリッジタイプではなく丸缶容器を使う業者に依頼することを推奨します。

 

外壁塗装と一緒にシーリング補修をする場合は業者選びが重要です。

相見積もりを行って優良業者を見抜くようにしましょう。

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