なぜ外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが必要なのか?

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auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。

 

外壁塗装の工事では原則として下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが必要です。

「なぜ3回も塗る必要があるのか」と疑問に思いませんか?

 

この記事では、外壁塗装で3回塗りをする理由と、各工程でどのような塗料を使うのかについて紹介します。

 

「2回塗りでいいですよね?」と業者に尋ねられた際に「いいえ、3回塗りをしてください」と伝えられるかどうかで外壁に使う塗料の寿命が決まるでしょう。

 

外壁塗装の工事で3回塗りが必要な理由

外壁塗装の工事では下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本ですが、理由を知っている人は少ないでしょう。

外壁工事で3回塗りをする理由は外壁を保護する力を強めるためです。

では下塗りや中塗り、上塗りにはそれぞれどのような役割があるのでしょうか。

下塗りの役割

下塗りの役割は中塗りや上塗りを外壁に密着させることです。

外壁の下地となるサイディングやモルタル素材は、中塗りや上塗りに使う塗料を何年も密着させられるような材質ではありません。

 

密着する力が弱ければ3年とかからずに塗装は剥がれてしまうでしょう。

このため外壁素材と中塗りを密着させるために接着剤の役割をになうのが下塗り塗装なのです。

下塗りには見た目のキレイさや汚れにくさは求められておらず、塗料の色は透明や白が多いです。

中塗りと上塗りの役割

中塗りと上塗りの役割は外壁を保護することです。

外壁塗装では中塗りと上塗りで同じ塗料を使います。

 

「同じ塗料を使うなら上塗りだけでいいのでは」と思いませんか?

塗料は1回で塗れる適切な厚さが決まっています。

 

しかし外壁を長年保護するために必要な厚さは、上塗りの1回だけでは得ることができません。

 

「なら1回で厚く塗ればいいのでは」と考える人もいるでしょう。

1回で塗れる適切な厚さをこえて塗装をすると、塗料の性能が落ちてしまいます。

 

外壁を長年保護するために必要な厚さは、中塗りと上塗りの2回塗りをしなくては手に入らないのです。

外壁を3回塗りで行わない場合に起こる問題とは

下塗りと上塗りだけの「2回塗り」にした場合、外壁の塗装に致命的な問題が起こります。

それは10年は塗り替えなくてもいいはずの塗料が5年で寿命を迎えかねないことです。

 

塗料ごとに定められた耐用年数は、中塗りと上塗りで2回塗ることを前提としています。

1回しか塗らないと塗料本来の性能が発揮できずに数年で剥がれてしまうでしょう。

 

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外壁塗装で利用する下塗りや中塗り・上塗り塗料の種類

外壁塗装では下塗りや中塗り、上塗りではどのような塗料を使うのでしょうか。

それぞれの工程で使える塗料の種類について知っておきましょう。

 

塗料の種類に関する知識があれば、業者に流されずに適切な塗装を自分で選べるようになります。

下塗り塗料

下塗り塗料は2種類あります。

それぞれ用途が異なりますので、業者に依頼する際は見積書で下塗り塗料の種類をチェックしておきましょう。

プライマー(シーラー)

サイディング外壁などで使う下塗り材がプライマーです。

外壁と中塗り塗料を密着させる、接着剤のような役割を果たします。

 

また、外壁素材によっては吸水性があるため、下塗りをせずに中塗りをすると外壁に吸い込まれて施工不良になってしまいます。

 

中塗りの施工不良を防ぐために、事前に下塗りを外壁に吸収させておくことも重要です。

下塗り材で透明な塗料は基本的にプライマーです。

フィーラー

モルタル外壁で劣化が激しい場合や、凹凸が多い下地に使う下塗り材です。

表面をならす目的があるため厚みが必要な塗料でもあります。

 

フィーラーは、特殊な形状のローラーを使って1度の塗装で厚みを作れるように塗ります。

白い下塗り材はフィーラーであることが多いです。

中塗り・上塗り塗料

中塗りや上塗りに使う塗料は主に4種類があります。

価格が安く、耐用年数が短い順に説明していきましょう。

ウレタン系塗料

価格が安い一方で耐用年数は8年〜10年程度しかありません。

近年では利用頻度が低下していますが、住宅の外壁における主流塗料のひとつです

シリコン系塗料

日本の住宅で最も利用されている外壁塗料です。

コストパフォーマンスがよく、耐用年数は10年〜15年程度あります。

ラジカル系塗料

2010年代に登場したばかりの塗料で、コストパフォーマンスが最も高いと言われています。

シリコン系塗料より少し高価ですが、耐用年数は14年〜16年と費用の割に長いです。

 

新しい塗料のため耐用年数を超えた実例がなく、大手メーカーから販売されている商品は3つしかありません。

フッ素系塗料

高額な費用のかわりに耐用年数は15年〜20年という、非常に長い寿命を誇ります。

東京スカイツリーにも利用されており、実績が豊富な高品質塗料といえるでしょう。

 

外壁塗装の3回塗りにかかる費用や工期はどのくらい?

外壁塗装に必要な工事費用は30坪の住宅で100万円前後が相場となります。

塗料や業者によって価格は数十万円単位で変動するため、複数の業者に見積もりを依頼して自宅に適した費用を見極めることが重要です。

 

30坪で2階建て住宅の費用相場としては、外壁のみの塗装で70万円〜100万円、屋根塗装も含めると100万円〜145万円程度です。

 

外壁面積が大きかったり高価な塗料を使ったりすると価格が上昇します。

30坪の2階建て住宅で200万円を超える例はほとんどありません。

200万円を超える工事は高額すぎるため、悪徳業者ではないかと疑いましょう。

 

外壁塗装にかかる工期は2週間〜3週間です。

雨の日は塗装ができないため、天候不良が続くと1ヵ月以上かかる場合もあります。

 

梅雨や台風の時期に強引に塗装をしてしまうと、塗った塗料が流れ落ちて再塗装となります。

 

塗料が流れ落ちると再塗装をしたとしても耐用年数が低下しやすいため、雨の日は業者に無理な工事を依頼してはいけません。

 

外壁塗装で3回塗りは塗料の耐用年数を延ばすために重要

外壁の塗装を3回する理由は、塗料の耐用年数を最大まで延ばすためです。

下塗り、中塗り、上塗りのどれかが欠けるだけで、塗料の寿命は極端に短くなるでしょう。

 

下塗りには塗料を密着させる役割が、中塗りと上塗りには外壁を保護する目的があります。

費用を節約するために業者が「中塗りをしなくてもいいですか?」と提案をしてきても断れるようにしましょう。

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