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敷地調査とは
家を建てるときに必要な「敷地」は、ただそこにあればよい、というものではありません。各種の法により、家を建ててもよいのか、建てるに当たってなにか問題点がないかなどを調査しなければならないこととなっています。これを「敷地調査」と呼びます。
中古物件の購入ではなく、新たに家を建てるとき特に重視され、敷地調査によりどのような家を建てるべきかが検討されます。
敷地調査はなぜ必要なの？
敷地調査は、その土地の形状や面積など「現状」を知るために必要なことです。土地から購入する家づくりのとき、特に重要です。
陶器所に保管されている地図（公図）は、さかのぼること明治時代に作られたものを今も使っているエリアがあります。隣地との境界が明確でない、面積が正しくないなど、「土地の価格」を決めるベースとなる情報が現状に合っていないことも珍しくないのです。
家づくりの前に行う敷地調査の意味は？
家づくりに関する法の主なものは、建築基準法や都市計画法です。
・どのくらいの床面積を確保できるか
・高さはどのくらいまで許容されるのか
・予期せぬ火災にどの程度耐えられる家を建てなければならないのか
・隣地との高低差があるとき、しっかりとした擁壁がつくられているか
・敷地に面する道路はどのくらいの幅があるのか
・そもそも「地目」は宅地で、家を建てられるエリアなのか
これらの情報をしっかりと確認した上で、法に沿う家を検討しなければなりません。
地盤調査も重要な敷地調査のひとつ
家そのものを頑丈につくっても、地盤が弱ければ何らかの災害が起きたとき、「沈む」「傾く」こともあり得ます。
これを最大限回避するため、地盤調査が“実質必須”とされています。地盤が強固なものであればいわゆるベタ基礎で大丈夫ですが、軟弱と診断されたときは、表層改良や柱状改良、鋼管杭など、土地の状態に合わせた工事を追加しなければなりません。
※地盤調査や改良工事については、「地盤調査から地盤改良までの流れ。一般住宅に使われる種類と特徴・費用を解説」もご参考になさってください。
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