Ⅱ型キッチンのメリットやデメリット、価格や費用を徹底検証!

auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。

Ⅱ型キッチンとは、2本の調理カウンターが平行に並んでいるレイアウトのことです。

Ⅱ型キッチンは調理カウンターが2本並んでいるため、調理スペースを2か所設けることができます。また、コンロとシンクがそれぞれのカウンターに搭載してるため、身体の向きを変えるだけですぐにどちらにもアクセスできます。その反面、Ⅱ型キッチンは設置するために広いスペースが必要となります。

このページでは、Ⅱ型キッチンのメリットやデメリット、様々なレイアウトパターンや価格について、詳しく解説します。

Ⅱ型キッチンとは

Ⅱ型キッチンとは、キッチンの調理カウンターが2本平行に並んでいる形のことをいいます。

上から見たときに「Ⅱ」の形に見えることから、Ⅱ型キッチンまたはⅡ列型キッチンと呼ばれています。1本の調理カウンターにコンロ、もう1本の調理カウンターにシンクを搭載していることが特徴です。

加熱機器はリビングから遠い方に設置

Ⅱ型キッチンは、平行に2本の調理カウンターがあります。シンクを搭載している調理カウンターをリビング側、コンロを搭載しいてる調理カウンターをリビングから遠い壁側に設置することが多いです

コンロの調理カウンターを、リビングから遠い壁側に設置することで、油はねや油煙が拡がるのを防げます。リビングとコンロが近い位置にあると、部屋に匂いが拡がりやすくなります。大きな理由がない限り、コンロを搭載した調理カウンターは、リビングから遠い壁側に配置することをオススメします。

通路幅は、80cm以上が目安

Ⅱ型キッチンは、2本の調理カウンターを平行して設置することから、必ず間に通路スペースができます

1人で効率的に作業したい場合は、通路幅を80~100cmほどを目安に設けます。後ろを振り向けばすぐにカウンターがあり、2本の調理カウンターを素早く交互に使うことができます。

2人以上で同時に使うことが多い場合、通路幅を100~120cmほど設けることをオススメします。通路幅を広く取ることで、ストレスなくキッチン内を行き交うことができます。

実際に通路幅を考えるにあたり、キッチンメーカーのショールームに行って、どれくらいの通路幅がベストなのか体感してみてください。大体の感覚を身体でつかんでから通路幅を決めれば、後悔するリスクを減らすことができます。

Ⅱ型キッチンのメリット

続いて、Ⅱ型キッチンのメリットを紹介していきます。

メリット①作業スペースを広くとれる

Ⅱ型キッチンのメリットは、作業スペースを広く取れることです。

調理カウンターが2本に離れているため、シンクの横とコンロの横に作業スペースをそれぞれ確保することができます。例えば、洗った野菜をすぐに切るときはシンク横の調理スペース、調味料を置いたり盛り付けの皿を並べたりするのはコンロでの調理スペースで行う、といった動きをすることができます。Ⅱ型キッチンは、それぞれの作業に合わせてスペースを使えるので、調理を効率良くに進めることができます。

メリット②作業動線が短い

Ⅱ型キッチンのメリットとして、作業動線が短いこともあります。Ⅱ型キッチンは、調理カウンターが平行に並んでいるため、シンクとコンロとの作業動線が短く済みます。作業動線が短いほど、効率的に作業を行うことができます。逆に、作業動線が長くなると無駄な動きが多くなり、疲労につながります。

例えば、I型キッチンの3m60cmのサイズのものが1台、Ⅱ型キッチンの1m80cmのサイズの物2台があるとします。どちらもキッチンの総間口は3m60cmです。それぞれの作業動線をを比べてみましょう。

I型キッチンは、シンクからコンロまで長い距離があります。洗った野菜を鍋まで持って行くのに、長い距離を移動しなければなりません。

それに比べてⅡ型キッチンは、後ろを振り向けば、すぐにコンロがあります。2本の調理カウンターに挟まれているため、どの部分にもすぐ手が届きます。

このようにⅡ型キッチンは、シンクとコンロの作業動線が短く、動きに無駄がありません。

メリット③調理カウンターの下に多くの収納を確保できる

調理カウンターの下に多くの収納を確保できることも、Ⅱ型キッチンのメリットです

I型キッチンの標準的なサイズ2m55cmと、Ⅱ型キッチン1m80cm×2台分を比べてみると、間口の合計は約1.5倍違います。したがって、収納の量も1.5倍になります。

調理カウンターの下に多く収納できれば、別途に収納棚などを設置しなくて済むことがあります。

Ⅱ型キッチンのデメリット

続いて、Ⅱ型キッチンのデメリットを紹介します。

ただ、考え方によっては、デメリットもメリットに変わります。Ⅱ型キッチンのデメリットについて、ちょっと違った目線からも紹介します。

デメリット①シンク~コンロ間の通路スペースを汚してしまう

Ⅱ型キッチンは、シンクを搭載した調理カウンターとコンロを搭載した調理カウンターが離れていて、その間に通路スペースを挟んでいます。それぞれのカウンターを行き来しながら調理することで、水や料理の汁で通路スペースを汚してしまう可能性があります。そのため、こまめな掃除が必要です。

通路スペースを汚さないためには、洗った野菜をまとめてバットに入れてコンロ側に持って行くなどの工夫をすると良いです。逆の場合も同じで、コンロで出る洗い物をバットにまとめてシンクに持って行くことをオススメします。

デメリット②広いスペースが必要

Ⅱ型キッチンを設置するためには、広いスペースが必要です。キッチンスペースに調理カウンターを2本設置するため、十分な奥行と通路スペースを確保しなければなりません。

一般的にキッチンには、食器棚や家電驟雨などの背面収納を設置します。しかしⅡ型は背面部分もキッチンになるため、背面収納を設置しようとすると、更なるスペースが必要となります。

デメリットをメリットに変える考え方

そもそもⅡ型キッチンは、調理カウンターが広く、キッチン本体の収納力がとても優れています。

調理カウンターの下の収納に、調理器具や食器、調味料などすべて入れるようにすると、わざわざ背面収納を設置しなくても、問題なく使える場合があります。

デメリット③後ろを振り向く動作が多くなる

Ⅱ型キッチンで作業すると、後ろを振り向く動作が多くなります

シンクの前に立つとコンロが背中側に位置するので、作業中に後ろを振り返る動作が多々あります。複数人で調理する場合は、他の人が背後に立つと完全に死角となるため、慎重に動かなければなりません。

デメリットをメリットに変える考え方

振り返る動作=動線が短いことを意味します。メリットの部分で紹介したように、Ⅱ型キッチンは作業動線が短く、効率よく作業できるのが特徴です。たしかに、振り返る動作の多さはデメリットとして捉えることもできます。ただ、Ⅱ型キッチンのメリットである作業効率の良さにもつながっています。

実際にキッチンに立って作業する中で、作業効率か安全性か、どちらを重視するかを良く考えてみてください。

Ⅱ型キッチンの3つのレイアウトパターン

ここからは、Ⅱ型キッチンの様々なレイアウトバターンを紹介します。

パターン①オープンタイプ「壁×オープン」

Ⅱ型キッチンのオープンなレイアウトです。コンロを壁側に配置し、シンク側をアイランドタイプや、につけたペニンシュラ型にしたものです。

アイランドタイプは、壁に接しておらず独立していて、そのまわりをぐるぐる回れる形です。ペニンシュラ型は、キッチンの片側サイドが壁についた形です。

「壁×オープン」のレイアウトは、フラットな調理カウンターが特徴。開放感に溢れます。リビングとの一体感が強く、配膳や片づけがしやすい形です。リビング側にいる家族とのコミュニケーションも、容易にとることができます。

パターン②セミオープンタイプ「壁×腰壁」

Ⅱ型キッチンのセミオープンのレイアウトです。コンロを壁側に配置し、シンク側に腰壁(床から1mほどのほどの高さの壁)を設けてキッチンを設置します。

「壁×腰壁」のレイアウトは、パターン①より開放感は劣りますが、腰壁により手元を隠すことができます。キッチンを常に片づけておく習慣がない人は、腰壁を立てることをオススメします。

収納がもっと欲しい場合や、キッチンとリビングをもっと仕切りたい場合には、天井から1m程下りてくる垂れ壁を設けて、吊戸棚を設置すると良いでしょう。

パターン③独立タイプ「壁×壁」

キッチンが完全に独立しているパターンです。リビングとは、別の空間となるため、料理に集中することができます。

「壁×壁」のレイアウトは、油煙やにおいがリビング側に流れるリスクが少なくなります。手元を見られることもなく、常にキレイにしておく必要はありません。ただ、リビングとは別室となるため、配膳や片づけがやりにくくなります。

Ⅱ型キッチンの価格とサイズ

 

Ⅱ型キッチンの価格とサイズについてみていきます。

Ⅱ型キッチンの価格は120万円~

Ⅱ型キッチンの価格は、180cmのサイズの調理カウンター2台と考えると、約120~170万円程度です。Ⅱ型キッチンは、I型キッチンと比べてキッチンの総間口が大きくなるため、価格は高くなります。

また、シンク側をアイランド型やペニンシュラ型などのオープンタイプのものにすると、価格が上がります。使用する部材が増えるためです。
ここでの注意点は、カタログなどに載っているキッチンの価格は「メーカー参考価格」、いわゆる定価です。実際にリフォームする際には、キッチンの本体価格に値引きが入ったり、別途に工事費などがかかったりします。設備のグレードによっても、料金が大きく変わります。キッチンリフォームは、リフォーム費用の総額や、相場が分かりにくいのが現状です。

キッチンリフォームで実際にかかる費用を知るには、業者から見積もりを取ってみるのが一番です。このとき、見積もりは、必ず複数の業者に依頼するようにしてください。料金は、リフォームの内容だけでなく、業者によっても異なります。

複数の業社から見積もりを取ることで、リフォーム費用の相場や、適正な価格が見えてきます。

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Ⅱ型キッチンは、間口1m50cmから設置できる

Ⅱ型キッチンを設置するには、広いスペースが必要です。ただ、小さい間口のものもあります。コンロ側・シンク側共に、間口として1m50cmあれば設置できます

この場合、それぞれの作業スペースは、60cmほど確保ほど。きちんとⅡ列で設置できます。狭いスペースでⅡ型キッチンを採用しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

Ⅱ型キッチンは、作業効率の良さを持った魅力的なキッチンです。

2本の調理カウンターの、通路幅を調整することで、自分に合ったスタイルにすることができます。1人で効率よく作業したい場合は通路幅を狭く、複数人で料理を楽しむ場合やキッチン内に人の通りが多い場合は、通路幅を広く設定すると良いです。

Ⅱ型キッチンでは、シンクとコンロの間を素早く行き来することができます。身体の向きを変えるだけで、どちらの調理カウンターにも簡単にアクセスできます。また、調理カウンターの下の収納が広くなるため、調理器具や食器、調味料などの保管に困りません。

他のキッチンにはない特徴を持った、Ⅱ型キッチン。ぜひ一度、Ⅱ型キッチンへのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

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