天井の断熱材には何が最適?―メリットはそれぞれ、でも共通点は1つ

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通常、「断熱」と聞くと、家をぐるりと取り囲む壁面に使用する断熱材を思い浮かべてしまいます。
ですが、私たちの生活の頭、つまり天井や屋根を含む、家の上部の断熱もとても大切な事です。

暖かな空気は部屋(家)の上部にたまることはみなさまご存知のこと。

この部分を大事に考えておかなければ「暮らしのランニングコスト」、つまり冷暖房費に大きな影響を及ぼします。

冬はせっかく温めた空気が上に逃げ、夏は屋根からの日光で熱された空気が天井部分にこもります。

それらの、部屋(家)の上部にある天井をしっかり断熱することで、空調のロスコストのカットにつながるのです。

温めたり冷やしたりした空気の逃げ道としても挙げられるポイントであるこの天井や屋根からは、家全体で考えた場合の、なんと約15%の熱ロスがあるとも言われます。

天井部分に使用する断熱材には、どのようなものがあるのでしょうか。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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天井に使用される断熱材と施工方法は大まかに2種

天井を断熱する方法としては、主に2通りに分かれます。

1.グラスウールなどを「敷き詰める」

柱や梁のあわらしを行わず、きちんと天井を設けた家の場合、その天井材の上に断熱材を敷き詰めたり、材の隙間に充填したりるのが「天井断熱」です。

先の「断熱材の種類って?―代表的な8種の特徴と、大事な1つの見極め点」でも取り上げた、繊維系の断熱材を使用するケースが多いのが特徴です。

リフォームなどでも比較的取り掛かりやすい部分・施工方法であるとも言えます。

グラスウールやロックウールなど袋に封入された断熱材を袋ごと敷き詰める方法が多く採用され、さほどコストがかからないのがこの天井の断熱です。

天井裏に置いてるだけの断熱材?

その一方で、袋に封入した断熱材を隙間なく敷き詰めることは、意外に難しいのです。

天井を吊る吊り木や、屋根裏に這っている電気配線、ダクトなどに邪魔され、きっちりと敷き詰めることは事実上不可能なのです。

2.セルロースファイバーなどを「吹き付ける」

そこで、吹き付け方式での断熱材を使用することもあります。

吹き付けることによって、隙間なく断熱することが可能となります。

しかしこの吹き付け方式の断熱材でも、やはり問題点はあります。

セルローズファイバーなどがこれらに当たりますが、天井にダウンライトを設置する場合、火災がこわいばかりにこの部分だけ断熱材をほとんど使用しない施工会社もあります。

そのため、この部分からの熱ロスが発生します。

「袋入り断熱材(グラスウール・ロックウールなど)」「吹き付け式断熱材(セルローズファイバーなど)」いずれも、しっかりした対策が施されていなければ、熱ロスが発生するエリアが出てきてしまう、ということです。

どの断熱材を使用するにしても、それぞれに必要な(設計を含み)対策を取った上で施工することが必要です。

ですが、例えば断熱材に隙間ができたとしても、断熱材が使用されていないよりははるかによい家となります。

何せ、天井や屋根部分からのロスは、家全体からのロスの約15%。

このことを、何かしらの形でカバーしなければ、「冬は寒い・夏は暑い」家となるからです。

天井断熱に適した断熱材とは?

上記では、大雑把に「袋入り」「吹き付け」断熱材の現状をかいつまんでお伝えしました。

実際に、天井断熱に適した断熱材とは何でしょうか。

 

天井の断熱材の種類

断熱材の種類としてよく用いられるものは、主に以下のようなものです。

【繊維系】

  • グラスウール
  • セルロースファイバー
  • ロックウール など

【発泡プラスチック系】

  • 硬質ウレタンフォーム
  • ポリスチレンフォーム
  • フェノールフォーム など

【自然素材系】

  • 羊毛
  • 炭化コルク

天井の断熱材としてもっともポピュラーなのは、ずばり「グラスウール」でしょう。

法定不燃材としての指定を受けているものであること、湿気を吸い込まないために重みが増さないことから、グラスウールが使用されることが多いのです。

また、「軽さ」と「飛散被害を防ぎたい」という点を気にされるお施主さまには、発泡プラスチック系の断熱材も人気です。

アスベストの問題からこちら、少しでも飛散物が出そうなものは避けたいというご希望から、このような種類の断熱材を「ご指名」される方もいらっしゃるのです。

新築ではない場合には、部屋ごとに施工したいリフォームで天井断熱を考えることもあるでしょう。

居室ごとに施工する場合は、天井裏からではなく天井板の下にボード状断熱材を貼りつけることもあります。

この方法ならば必要な部分から施工することができますから、長期にわたりリフォームに時間がかかることもありません。

天井の断熱材の選び方ポイント2つ

天井の断熱材の選び方には、下記の2つのポイントが欠かせません。

1.「軽い」ことが大前提―天井板を傷めないために

さきに挙げた断熱材の共通の特徴は「軽さ」。

何分、人の頭上を守ってくれる天井です。

いくら断熱効果が高くとも、天井の梁や天井板に重量という点で影響を及ぼすものであってはなりません。

その点では、このグラスウールやセルローズファイバー、発泡プラスチック系の断熱材は当たり前の選択です。

軽くなければ、天井の断熱材には不向きなのです。

2.防湿層もセットで考える

木の天井は、呼吸をしています。

室内の湿気を小屋裏(天井板の上~屋根の間のスペース)に漏らしてしまうのです。

そして、気温の低い時期には、その小屋裏で結露を引き起こすケースも多々あります。

そのため、天井の断熱材を考えるのと同時に、防湿層も一検討しなくてはなりません。

雨漏りかと思われる天井のシミが、実は結露の結果だったということもあります。

湿気は家を傷めます。

しかも、日頃見ることのない天井裏で木材の傷みが始まっていたなら、気づいた時には深刻な問題となっていた、ということもあり得ます。

そのような問題を避けるためにも、断熱材と防湿層はセットで考えるべきものなのです。

断熱性をより高めたいなら天井だけでなく、屋根部分の断熱も…

最近では、天井板を使わず、小屋裏(屋根の直下エリア)を利用してロフトを設けることも増えてきています。

吹き抜けリビングもごく一般的になってきており、これによって、小屋裏の利活用はどんどん進んできています。

こういった場合は、天井部分での断熱は不可能。

つまり、屋根部分で断熱をする必要があります。

天井断熱に比べ施工面積も大きくなりがちですし、天井裏と異なり厚みを確保するのが難点です。

また、施工箇所が傾斜しているために、手間(=人件費)がかさみます。

見えない天井裏での施工とは違い、見える場所となりますから、美しい収まりも求められます。

そうなれば、断熱効果が高くて美しい施工が可能、軽いけれどもコストは高い「発泡プラスティック系ボード」が利用されることが多くなります。

一番熱のこもりやすい小屋裏を利活用するということは、断熱材の種類をきちんと選ぶ・換気の仕組みを整えるという手間暇が必要です。

特に酷暑となりやすいエリアで屋根断熱を行おうとすると、ノウハウを持った建築家やリフォーム会社を探さなくてはなりません。

特にロフトを子供さんの部屋代わりに使おうとなさるのであれば、殊更慎重に考えてください。

一番太陽に近く、一番熱気のこもる位置に人がいることになるからです。

天井断熱の価格相場

天井の断熱にかかる費用相場は、20万円~80万円程度です。

断熱材の種類によっても異なり、繊維系の断熱材を敷き詰める方法は比較的安価な一方、発泡ウレタンなどを吹き付ける場合は高くなる傾向にあります。

屋根の大きさにも左右され、1㎡あたり2,000円~5,000円程度が相場。

その他にも、既存の断熱材を除去してから新しい断熱材を敷くか?上から重ねて敷くか?、足場は組むか?といった問題や、運搬費などによっても価格は変わってきます。

まとめ

天井断熱、屋根断熱に適した断熱材は、「軽い」ことがとても大切でした。
そのため、

  • グラスウールやロックウール
  • セルローズファイバー
  • 発泡プラスチック系

が適していると言えます。

天井板を重さで傷めないことがとても重要なのです。

そして、湿気で天井や屋根を傷めないために防湿層が必要であることがわかりました。

特に酷暑となりやすいエリアでは、これら断熱材の使い方に精通した建築家やリフォーム業者の存在が不可欠です。

もちろん、その家がどのような素材をメインに造られているのか、その素材と断熱材の種類の組み合わせはどうなのかなど、細心の注意を払うべきポイントは多くあります。

施主側も、「●●がいいと聞いたから」と特定の情報をうのみにし、それ一辺倒で打合せに臨むべきではありません。
各種断熱材のメリット・デメリットをきちんと説明し、納得できるまで対話してくれる人物の存在が必須なのです。
お住まいのエリアの気候に精通し、丁寧に説明してくれる建築家やリフォーム会社をじっくり探してください。
地域に根差した建築家やリフォーム会社であれば、「正解」をきちんと持っているものです。

地域密着型の建築家を探すならこちらがおすすめです。







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