坪庭のある家│「憧れ」と「苦心」のポイント9つを理解しよう

坪庭のある家 建築家
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設計者:木村哲矢さん

家を建てたいと夢を描く時、そこにはどんな暮らしぶりを想いますか?

その暮らし方には、庭いじりやバーベキュー、子どもさんが庭で遊ぶ姿など、家の外のシーンは存在しますか?

ですが、敷地が思ったより広く用意できなかった、もしくは定年後というゆっくりとした時間が取れるまで庭の手入れはできないだろうといった問題から、「庭」という広いスペースを考えにくい事もあるかもしれません。

そんな時に是非ご一考頂きたいのが「坪庭」です。この坪庭について、様々な角度から見てみましょう。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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1.狭くてもいいから―庭を持つことの豊かさ

坪庭を設けるということは、比較的狭いながらも植物を置き、四季を楽しめるスペースを確保できるという事です。4つの季節のはっきりとした日本ならではのシーズンの移ろいを、部屋から感じることができるのです。広すぎる庭では、多忙なご夫婦で手入れができないと考えられる場合も、坪庭はバランスの良い物となってくれるかもしれません。坪庭の広さに応じたシンボルツリーを植えても良いでしょう。

2.お子さまの遊び場にも

お子さまが小さいうちは、外に遊びに出したくないと考えるのが親心です。自分の目の届く範囲で、それでいて屋外で太陽の光を浴びながら遊べる環境を整えることができるのがこの坪庭の良さでもあります。

3.明るさ・広さ・適度な距離感の確保

ごくごく一般的な坪庭を設けるプランは、家がコの字型です。これにより窓が増えることになりますから、日中には明るさを充分に確保することができます。今現在四方を家に囲まれている土地を取得した方や、周りはまだ空いているけれどいずれ家が建て込んできた時に暗くなるのではないかと懸念される場合に、この坪庭のある家は検討材料の一つに上がってきます。

また、真四角や長方形の家に比べ、視覚的な広さを演出することができます。真四角・長方形の家は壁で区切ることでプライバシーを保護しますが、コの字型の家は坪庭を中心にすることで、広がりを感じさせながらも部屋同士を適度な距離感で配置することができます。

居室間の圧迫感を軽減させると同時に、坪庭越しに向かいの部屋の雰囲気を伺うこともできますから、二世帯住宅で親御さんの状況を”監視している”感じを与えずに確認できるというメリットも生まれます。

4.窓が増える事で家の強度が問われる

折角坪庭を設けるのであれば、やはりそれを囲む部屋は窓を広く取りたいものです。開口部が増えるということは、その分、家の弱点が増えるという事に繋がります。強度を確保するためには、工法に充分留意しなければなりません。窓やドアなど、開いた部分はどうしても弱くなりがち。

柱や梁でがっちりと支えなくてはならないために、コストが上がってしまうことも覚えておいて頂きたいと思います。一番安く、一番強いとされるのは、真四角の家と言われているのはみなさんご存知の通りです。

5.冷暖房のコストも上がる

コの字型の家は、皆様のご想像通り、冷暖房の効率があまりよくありません。その作りの複雑さから、階ごとに、部屋ごとに環境が異なるため、各部屋に冷暖房(エアコン)を導入する必要も生じる可能性があります。

もちろんこれは、朝晩はできるだけリビングで家族みんなで過ごすなどの”暮らし方”でカバーできるところもあります。お子さまがお年頃になり、それぞれが部屋で過ごすようになれば、この冷暖房コストが気になり始めるかもしれません。

6.坪庭をどこに設けるかでプライバシーの問題も

人通りの多い通りに向かった位置や、隣接する家からの視線が気になるような場所にこの坪庭を設けざるを得ない土地の条件の場合は、プライバシーの問題が生じるかもしれません。小さいながらも庭を楽しむためのポイントですから、できれば日中はカーテンを開けて過ごしたいものです。塀や生け垣を設置するなど、他からの視線を遮る工夫も求められることでしょう。

プライバシーの面での予算もきちんと見込んでおいてください。そうでなければ、せっかく庭があるのにカーテンを閉め切ってしまう”もったいない家”となってしまうのです。

7.間取りが思った通りにならないことも

コの字型の家は、形がある程度決まってしまっていることから、ご想像の通り思った通りの間取りにならないことも考えられます。例えばリビングダイニング部分がL字型になってしまったりすることもあり得ます。

もちろん、敷地をどれだけ取れるのか、コスト高となってしまいがちな部分とどう折り合いをつけるかですから、建築家との打ち合わせで解消できることもあるでしょう。

 8.動線が複雑になる可能性

間取りを想った通りにできないことから、家事に伴う動線が複雑になってしまうことも考えられます。同じ敷地面積でも、真四角・長方形といった単純な形ではなく、形状を複雑にしてしまう建て方であるため、多少目をつぶらなくてはならない部分として浮上する問題かもしれません。

これも、上の「間取りが思った通りにならないことも」に伴ったデメリットです。

年齢を重ねても安心してラクな家事の出来る家を目指すのならば、建築家と一緒に、検討を重ねなければならないでしょう。

9.広い窓が増えれば、お掃除や防犯面でも心配が

坪庭とのつながりとなる広い窓が増えれば、それだけお掃除にかかる手間も増えてしまいます。家のメンテナンスをご家族のイベントとして楽しめるようになればベストですね。

また、防犯面でも配慮が必要となるでしょう。防犯ペアガラスの導入、センサーライトの設置、坪庭の景観を邪魔しない程度に防犯砂利を敷き詰めるといった工夫が大切です。

夏場、どうしても窓の隙間を開けて外出したいときには、ウインドウロックと一般的に呼ばれている器具をサッシに設置するなどのひと手間も必要です。開放的ということは、それだけ手入れやセキュリティへの配慮が求められることとニアイコールです。

メリット・デメリットの混在する「坪庭のある家」

魅力的な坪庭のある家ではありますが、やはりメリット・デメリットが存在します。敷地や予算との兼ね合いで我慢しなければならない部分も出てくるのはどんな家でも同じ。コの字型の家だから特に難しいということでもありませんからご安心を。

周囲を既に家に囲まれた土地や、今後どんな家が建ってくるかわからない住宅団地では、明るさ確保やプライバシーを保ちながらの解放感確保のために、この坪庭のある家は大きなメリットを生みます。

間取りや日照条件に関しては、専門家である建築家に徹底的にシミュレーションしてもらってください。あまりにコの字が深すぎると、自分の家の一部が、日光を遮ってしまうこともあり得るからです。建築家は、日照や通風シミュレーションのソフトをパソコンにインストールして持っています。「実際に建ててみなければわからない部分」があるのが家ではありますが、概ねの姿・環境は、これらの専門家の持つソフトではじき出すことができます。安心して、そして徹底的に相談をしてください。

このような、一種”クセのある家”こそ、工務店やハウスメーカーでなく、建築家の出番となる一軒です。「あういえを」に掲載している作品集の中から、希望するイメージの家を見つけることから始めてはいかがでしょう。

玄関と窓は、その家の印象を大きく変えます。窓が特徴でもある坪庭のある家は、建築家の力を最も要する家のひとつなのです。

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