建築家の仕事内容Vol,1 〜FORMA(フォルマ)建築研究室代表中西義照氏のケース~

建築家の仕事内容Vol,1 〜FORMA(フォルマ)建築研究室代表中西義照氏のケース~ 建築家
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建築家と家を建てたいと思った時、建築家はどのような仕事をしてくれるのか気になったことはありませんか?また、建築家と家を建てようと決断された先輩たちはどのようにして建築家と出会い、「この人にお願いしよう」と決断をしたのでしょうか。

ここでは、実際のプロジェクトの出会いのきっかけから設計、竣工までのプロセスなど建築家へのインタビューによりご紹介します。

今回、取り上げる建築家はフォルマ建築研究室代表中西義照さんです。2010年7月に京都府長岡京市に竣工した素敵なお宅はどのようにして出来上がったのでしょうか?

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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1.京都府「音楽室のある家」は二世帯住宅と防音室がある木造の二世帯住宅

ご家族はご夫婦と7歳の女の子、3歳の男の子、お母様と暮らしていらっしゃいます。

ご夫婦共オーボエの演奏をされており、以前からいつでも練習できる環境を自宅に備えたいとの希望がありました。

防音室というと窓もなく音を漏らさないことに撤した部屋のイメージです。

しかし、ポツンと隅に追いやられた防音室というよりも、音楽室のような気軽な防音室がいいという考えのご夫婦と共感し、そのような考えに沿った音楽室のある家が出来ました。

図1

家の中心に配置し、ガラスの二重窓で周囲の部屋との一体感が得られ、中からも外からもコミュニケーションが取れる音楽室としています

図2

親が演奏する事で子供たちもごく自然に楽器を手に取れる環境、友人たちとの演奏会も楽しむことが出来ます。

ストイックに練習をするだけの防音室ではなく、暮らしの中で自然に楽器を楽しむ環境を作る事を主眼に考えた結果、家族や来客とのコミュニケーションの場として機能する音楽室となりました

図3

親世帯と子世帯のつながり 光井戸(ライトウェル)。三階建ての一階に光を落とし室内に取り入れるため設けた中庭。一階にお住いのお母さまが庭造りを楽しむためでもあります

図4

隣家の視線を遮るために塀で囲み、内部の窓は気にせずに解放できるようにしています(庭デザイン:eni)

図5

子世帯と親世帯が中庭の吹き抜けを通してつながります。暮らしの中でほどよい距離感をもたらします

図6

前庭は玄関土間からつながり、ベンチや水場、植栽を楽しみ、季節の移ろいを楽しむ場です。塀で囲まれ安心なのでお孫さんの遊び場としても使われています。建築と庭、自然とのつながりを大事に設計に取り組んでいます(庭デザイン:eni)

2.建築家という選択に至った理由とお施主さんとの出会い、そして決め手

土地購入前からサポートさせていただいて、自邸を見学されたところ、自分たちの望む雰囲気と近かった事とおっしゃっていただいています。

ご自分達の家のイメージを具体的に持たれていたので当初から思いに寄り添いながらも、暮らしがより楽しく豊かになる提案をしました。

3.お施主様のご希望とそれに対する解決策

音楽室と二世帯住宅、木造建築で音に関しては難易度が高い問題ですが、防音素材メーカーのエンジニアとの協働により高い防音性を確保出来ました(大きなガラス窓についても様々な実験結果を基に予測値を確認して可能な限り大きくとることが出来ました)。

外壁面する壁を少なくし、空調も防音用の機器を使用するなどして、外部への音漏れも防いでいます。

独立型の二世帯住宅ですが、何かしら関係性を感じられる場所を考えた時、子世帯から親世帯へつながる中庭の吹き抜け(光井戸)を計画に取り入れました。

親世帯は地面に近い暮らしを望まれ、庭の木々や花を見て暮らしたいという思いがあったので、手入れの時、空を仰げば子世帯の暮らしが感じられる場となりました。

4.設計段階でお施主様の要望を汲み取るために工夫していること

思っていらっしゃることを気軽にお話しいただくことを大切にしています。趣味のことなど、家のこと以外のお話しをさせていただくことで、お客さまの想いに気づいたり話しやすい関係ができていくと思っています。

また、仕上がりイメージや光の入り方を共有するため、現在ではプレゼンテーションの段階からCGを使って打ち合わせをするようにしています。図面から立体をイメージできる方は少ないと思います。

こちらのご提案したものと、お施主様の望むものの差を設計の段階で可能な限り無くす事はもちろん、イメージを共有しながら設計が行うことでよりデザインの品質も上がると思います。

5.打ち合わせはどれくらいの頻度でどれくらいの期間行ってきたか

設計段階では2週間に1度くらいの頻度、工事に入ると工事の進捗に合わせて月に1、2度お会いして現場で仕上げや色の確認を行います。

日常の作業報告や監理報告はメールや工事ブログを元にやりとりを行っていました。

6.工事期間中はどのような仕事をしてきたか

お客様に現場へ来ていただき、実際の使い勝手や仕上げ方法、色や素材等、必要なところは確認しながら、工事業者の方も一緒に話し合う場を設けます。基本的には週一度、定例会議を行い、工事確認、工事予定の確認、質疑事項の整理、次週準備等の監理業務を行います。

「音楽室のある家」では※コンストラクションマネジメント方式で建築したため、ほぼ毎日現場に行っていました。

※コンストラクションマネジメント(CM)方式、分離発注方式ともいい、工務店の一括請負方式ではなく、専門工事業者と個別に契約を行う方式

設計事務所紹介

一級建築士事務所 FORMA建築研究室

中西義照 / 中西千恵

私たちFORMA建築研究室は、日常の中によろこびや楽しみを感じられる住まいがいいなと日々考えています。

心地いいなと感じる居場所、好きなものに囲まれて暮らす幸せ、上手に住みこなす「すべ」を見つけるよろこび、人とつながり共有する時間。日常の中のほんの小さなことかもしれませんが、外へ外へとむきがちな意識が日常の中の楽しみやよろこびにむき、家をきっかけに、わくわくする世界が少し広がる、そんな家づくりをしたいと思っています。

新しく家を建てる、建て替える、リノベーションするなど、家を考えるとき、一般的といわれるような固定観念にしばられることなく、もっと自由に考えていいと思います。

奇をてらった家ということではなく、人それぞれ楽しいと感じることやうれしいと感じることが違うように、お客様が違えば家もそれぞれ違うということです。

そして、パッシブなデザインで、自然エネルギーを上手に利用した家を提案しています。永く暮らし続けていくためにも、「暑い」「寒い」といった住み心地の良さや、住みはじめてからかかるコストを考えた暮らしやすさ、それらもデザインと同じように大事だからです。

お客様と一緒に話し合いながら、自分らしいひとつの家を作り上げていくことをとても大切にしています。そして、家ができあがるまでより、暮らし始めてからの方がずっと長いです。家が完成した後も、お客様がいつでも気軽に相談できる身近な存在としていたいと思っています。

最近では、家を建てるための土地をどうしようか、と事前のご相談をお受けすることが増えました。家を建てるために土地を買うのですから、そのようなご相談は大歓迎です。どうぞお気軽にお問合せください。

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