2015/11/23   建築家

レンガの家の特徴―メリット・デメリットと価格

auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。
レンガの家の特徴

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本文に入る前に、マイホームを考えているあなたに向けて重要なことをお伝えします。

マイホーム作りでまず初めにやらなければいけないこと、それは「住宅メーカー選び」です。

土地探しよりも、資金調達よりも、まず初めに住宅メーカーを探すことが大事。というのも、依頼する住宅メーカーに関して後悔する声が後を絶たないからです。

建てた後に後悔してしまわないように、初めの段階でメーカーの比較を十分に行っていきましょう。

でも全国各地に無数にある住宅メーカーからどれを選べばいいかわからない

という問題が出てきますよね。

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設計者:守谷昌紀

どっしりと風格の感じられる家を建てたいと希望される方のイメージの中に、「レンガの家」が存在することが多くあります。洋風好みで、なおかつ重厚感を求める方にはぴったりの造りかもしれません。実は、見た目のイメージだけでなく、機能面からレンガの家を希望する方もいらっしゃるようです。

では、レンガの家のメリット・デメリットなどを調べてみましょう。

レンガの歴史

紀元前4000年ころから、土を型枠に入れて成形し、天日で干した「日干しレンガ」が建築の歴史に現れます。のち、紀元前3000年頃には、焼くという工程の入った「焼成レンガ」も現れます。これが皆さんご存知のレンガ造りの家のルーツ。

日本にレンガが伝わったのは幕末のころ。1870年には日本初のレンガ工場ができたとされています。東京駅や横浜赤レンガ倉庫、大阪市中央公会堂を代表としたレンガ造りの建物も多く残っています。関東大震災以降、レンガは地震大国日本において住居向きではないと判断され、一時期は住宅に使われることはほとんどなくなりました。

今、レンガの家が建築可能となった理由

私たちが目にする歴史的なレンガ造りの建物は、建築当時、レンガ同士をモルタルで接着することが一般的でした。そのため、大きな地震の際に崩れ落ちる問題があったのです。

レンガ造りの建築物を作ろうとしても、耐震性の問題から建築基準法に則った強度が得られず、建築許可が下りない時期がありましたが、近年では、レンガ内部に基礎からの鉄筋を通す穴を設け、強度問題を解決できるようになっています。

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メリット1・メンテナンスフリー

レンガという材そのものは、メンテナンスフリーといわれています。実際に、レンガの家が珍しくない北欧では、ほとんど外壁のメンテナンスは行わないのだとか。さらに、時を経るごとにいい意味で「加齢」していく様が美しいと考える方もいらっしゃいます。

外壁のメンテナンスが必要なコンクリートの家、タイル張りの家などに比べ、ランニングコストがほとんどかからないことを知り、レンガの家を検討されている方も少なくないのではないでしょうか。

メリット2・耐熱性能と蓄熱性能

レンガは、耐熱性能・蓄熱性能を持っています。このことから、「夏はひんやり・冬はあたたかい」と聞いたことがあるかもしれません。実際、年間を通して一定の室内温度を求められる大型倉庫のうち、古くからあるものはレンガ造りのものも少なくありません。レンガの特性を活かしたものといえます。

これは、レンガの内部に無数の小さな気泡が存在するからです。レンガそのものが多少ながらも断熱効果を持っていることも理解できます。ですが、レンガの実力は「耐熱性能と蓄熱性能」。イメージとしては、コンクリートの家に近いものと理解するとよいでしょう。

ちなみに、レンガは、ピザを焼く釜や薪ストーブの周囲を囲むためにも用いられます。耐熱レンガ(耐火レンガ)というものを用いるのですが、普通のレンガよりも耐熱性は上です。家を建てるときに使うものとはまったく別で、水分に弱いという特徴を持っています。

デメリット1・簡単にリフォームができない

鉄筋を使いがっちりと組んでしまったレンガの家の躯体は、コンクリートの家と同様、手を入れにくいものです。家の内部の間仕切り程度でしたら問題はないでしょうが、レンガの家は外壁=レンガ積みです。サッシの入れ替えなど、壁面に触れなければならないリフォームには、大掛かりな工事・費用を要することがあります。

また、家の内側の内壁や断熱材を省くことはしませんから、これらがシロアリの被害などに遭ったときは、その木材をはがすのにとても苦労をするのです。

デメリット2・蓄熱性が悪さをすることも

外気の寒さも熱さも、一旦取り込んでくれる蓄熱性が「悪さ」をすることがあります。

2015年夏、コンクリートのマンションやアパート内で、夜間に熱中症で倒れる方が多かったとの報道がありました。これは、コンクリートの蓄熱性が原因。日中溜め込んだ熱を、おおむね8~10時間後に放出するため、夜間こそ暑くてたまらないという現象です。

そのようなことを考え合わせると、室内の熱を逃がす通気の面でもかなり工夫が必要となります。

デメリット3・慣れた建築家や施工業者が少ない

いくらあこがれのレンガの家とはいっても、建築を依頼するのは「誰でもいい」「どこでもいい」という訳にはいきません。レンガの特性を知った上で設計をし、きちんと施工をできる会社があってこそいい家ができるのです。

日本では、鉄筋を通す工法が建築基準法で認められるまで、レンガ造りが認められない時期がありました。そのため、レンガそのものへの知識や扱いに慣れていない会社があることも事実です。よい家を建てるには、レンガの家を得意とする建築業者の力が必要です。

デメリット4・坪単価が高め+工期が長め

レンガの家は、一つひとつのレンガを職人が手で積んでいくため、コストが高くなってしまいます。坪単価でいえば、70万円~が目安。ハウスメーカーの家でもこの程度の価格帯の会社もありますが、歴然とした差は工期です。

ハウスメーカーの家は、工場で作ったユニットを現場で組む、もしくはプレカットした木材を現場で組むため、スピーディーさが“売り”。ですが、レンガの家はそういう訳にはいきません。今現在レンガの家を施工している業者は、まず木造の家の主要構造部分を造り、外側をレンガで囲うという手法を採っていますので、どうしても工期が長くなってしまうのです。

価格帯も高め、さらに工期は長い…。予算面でも時間の面でも余裕のある方向けの家、といえるかもしれません。

レンガの家をあきらめられない方は

価格は高め、工期も長め…このことから、レンガの家を諦めようかとなさっている方もいらっしゃるかもしれません。あなたがレンガの家に求めるのは、外観(イメージ)ですか、それともやはりレンガの機能性が必要なのでしょうか。

もしも「あの独特の外観が好み」という場合には、木造の家に貼り付けるレンガタイルがあります。そもそもが木造の家ですからいざというときの大掛かりなリフォームにも耐えます。すべてがレンガではないので、たとえば好みが変わってしまったときには、外側部分(外壁)を好みのものに変えることができるというメリットを生みます。

値段も工期も気になる、将来リフォームするかもしれない、といった場合には、レンガタイルを上手に使えば「レンガの家の雰囲気」を実現することが可能です。

おわりに

重厚な雰囲気をかもし出すレンガの家は、とても素敵なものです。さらにメンテナンスフリーといわれると、心惹かれてしまう方も多いはずです。ですが、どのようなものにもメリットとデメリットが存在するのが事実。今回のお話で、レンガの家の良い点・悪い点が見えてきたかもしれません。そして、デメリットをカバーするための方法もご理解いただけたことでしょう。

それでもやはり、レンガの家を建てたいという方は、是非ともレンガの家の事例を多く持つ建築家や施工業者にご相談されることをお勧めいたします。

レンガの家を建てるなら、こちらで相談することをお勧めします。

 




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