家づくりの失敗例から学ぶ―トラブルを防ぐたった一つの方法

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auiewo編集部
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住宅・建設業界のライター歴8年の編集が主に執筆。必要とされる記事をわかりやすく執筆することを目指しています。

一生に一度の大きなお買い物である家。
一方で、「3軒目で思い通りの家ができる」とも言われています。
家づくりとは、かなり悩ましいものであることがうかがえます。

新築一戸建て契約者に対する調査結果では、「満足」が約32%、「まあまあ満足」が約63%という数字が出ています。
残りの人たちは、残念ながら「満足できていない」と言えるのです。

この「満足できていない」=「失敗した」と思わないために、どういった部分に気を付ければよいのでしょう。

失敗例をひも解くことで、そのポイントが見えてくるかもしれません。
「家」そのもののみならず、「家を取り巻く環境」などの様々な側面からこれら失敗例を見てみましょう。

 

1.家自体

  • 夏に暑かった(断熱や換気がうまく行っていない)
  • 冬、寒かった(断熱がうまく行っていない)
  • 結露に驚いた(24時間換気などの通風がうまく行っていない)
  • 間取りが不便(設計者と住まい手との意思疎通がうまく行っていなかった・住まい手の期待値が高すぎた)
  • 憧れの吹き抜けだったが、意外と家中の騒音を拾う場所となった(空間の広がりのデメリットを理解していなかった)
  • 家具の配置を設計図に落とし込まなかったために、思ったより狭い空間となってしまった(造作家具で間に合わなかった・相談段階で意思疎通がうまく行っていなかった)

などがあります。

これらは、打合せ段階で概ね解消できる問題点のはずです。
家の建て方(工法)や間取りには、それぞれメリット・デメリットがあります。

それらを充分に説明してもらい、自分たちのイメージする暮らしとその現実との「落差」の理解を深めておくべきです。
可能であれば、その建築家や工務店などが手がけた家のOBさんの家を見学させてもらいたいところです。
検討しているスケール感の家を実際に見て、既に住んでいる方の意見を聞けば、気を付けるべきところはすぐにわかるはずです。

「あういえを」のオープンハウス情報で逐一、建築家が手がけた物件の内覧情報を配信しています。

 

どんなモノでも共通なのが「便利なところは不便なところ」「良いところは悪いところ」と紙一重。
どちらを我慢するのかを決定するのは、お施主さまご本人です。
その判断をするためにも、やはりきちんとメリット・デメリットを理解しておかなくてはなりません。
これらの問題を回避するためには、事前に本や雑誌などで学んでおくことや、自分たちなりの仮説を持っておく、建築家や営業担当者を質問攻めにするくらいの心意気でいて頂きたいと思います。

 

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2.環境

  • 騒音(線路のそばだった・日中は静かなのに夜間トラックの通る道のそばだったためにうるさかった・学校や公園のそばだった・お隣の人の生活サイクルが異なることから生活音が気になる)
  • ニオイ(何らかの工場があるため風向きによって独特のニオイがする・近所に飲食店があり毎日食べ物の匂いがする)
  • 夏になると虫が入ってくる(近所に川や林がある)
  • 思ったよりも日当たりが悪かった(近隣の建物の落とす影が想像を超えていた)

このようなものが環境面の失敗として挙げられます。

実はこの環境面に関しては、自らの足で調査が可能です。
「ここは」と思える土地に出会ったら、時間帯を変えながら何度も足を運んでみるのです。
手間ではありますが、自分自身である程度解決できるのですからここで手間暇を惜しんではなりません。
環境は、家本体に次いで「住まい心地」を大きく左右する部分です。
住まいを構えようと思うエリアの環境をチェックしておくことは、他にもメリットがあります。

生活に必要な施設(スーパーやコンビニエンスストア、病院など)までどのくらいかかるのか、実際に歩いてみたり、車で回ってみたりすることで、その地に家を構えた時の自分たちの暮らしぶりをイメージすることができるからです。
また、そのお散歩がてらの調査の最中に、将来のご近所さんと遭遇することもあるでしょう。
そのエリアの持つ雰囲気を事前に察知しておくのも、とても大切な事です。
可能であれば、出会った人と会話してみても良いかもしれません。

 

3.打合せ段階の失敗

一生に1度の大きな買い物たる家。
打合せに時間がかかるのは致し方ない事と充分に理解してください。
「家を建てよう」と決めてから、実際に打合せに入るまで土地の問題で時間を要することもありますが、どんなケースであっても打合せ段階での失敗は避けてください。

・夫婦共働きのため、打合せをそれぞれ別の時間に実施した

これは、何が何でも避けるべき問題です。

ご夫婦が、いわゆる「価値観」が同じでも、好みのテイストのような細かな点ですべて一致している訳はありません。
それぞれ別のタイミングで建築家や営業担当者と打ち合わせをしているようでは、その建築家や担当者の時間を無駄に奪うだけでなく、ご夫婦それぞれの意見を取り入れたために何となく違和感のある、ちぐはぐなイメージの家になってしまいます。

また、設計段階でその違和感を取り除くために、更に一人一人に相談をする…。
なんと無駄で、不毛な時間でしょう。
これでは、時によっては担当者に「すみません、こちらからお断りします」と言われても仕方のない状況です。

 

ご夫婦(もしくは同居される親御さんも)が揃って打ち合わせをする。
これは、鉄則中の鉄則です。
例えご夫婦の勤め方の問題で時間の確保が難しくとも、これだけは守るべきです。
ご夫婦が揃うことが珍しく、打合せの期間が長くなることは仕方ない事ですが、バラバラに相談をすることで「とんでもない家になる」「相手に無駄な労力を払わせる」「そのたびに設計料金が上がる」よりははるかによいことです。

どうしてもこの鉄則が守れないほどご多忙ならば、既に出来上がっており、実際に見て・触れることのできる建売住宅に視点をシフトすべきでしょう。

 

理想の家に少しでも近づけ、失敗を避けるために

家づくりでの失敗ポイントは数多くあります。
理想の家に近づけるということは、この失敗ポイントをどれだけ排除できるかにかかっています。

  1. 家自体
    夏に暑かった
    冬、寒かった
    結露に驚いた
    間取りが不便
    憧れの吹き抜けだったが、意外と家中の騒音を拾う場所となった
    家具の配置を設計図に落とし込まなかったために、思ったより狭い空間となってしまった
  2. 環境
    騒音
    ニオイ
    夏になると虫が入ってくる
    思ったよりも日当たりが悪かった
  3. 打合せ段階の失敗
    必ずご夫婦(そして同居が決まっているなら親御さん)と一緒に相談に臨む

 

家づくりの問題点は大きくは2側面。
そして、それを避ける方法は「念入りな打ち合わせ」であることがわかります。

建売ならばいざい知らず、「見えない部分・わかりづらい部分」をはらんでいるゼロから作る家。
家族一丸となり、優先順位を決めてから打合せに臨んでください。
たとえ、その期間が長くなろうと、ご夫婦揃っての相談がなければ理想の家には近づけません。
そして、可能な限り、相談をする建築家や工務店、ハウスメーカーのOBさん宅の見学を申し込んでください。
見て、触れて、実際の住まい手に質問ができればベストです。
もしくは、完成見学会などのチャンスをこまめに利用しましょう。

建築という世界に身を置いたことが一度もなければ、ミリ単位で示される設計図のスケール感をイメージできる人はほとんどいません。
そのためにも、自分の思い描く家に近い実物を見ることが必要なのです。

 

どんどん質問をしましょう。
そして、家の構造から間取り、設備に至るまで、それぞれのメリット・デメリットをきちんと理解できるまでになりましょう。

それこそが、「家は作ってみたものの失敗した」という最悪の結末を避けるための近道です。

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