土間のある家で比較検討しておくべき「メリット・デメリット」6点

建築家
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設計者:水谷嘉信さん

土間、というと皆さんはどんなイメージを抱かれるでしょうか。

「お盆やお正月に帰省していた田舎の家」を想像される方も少なくはないでしょう。
何となく、古臭い印象をお持ちではないですか?

実はこの土間のある家、最近では見直されてきています。

この記事では、そんな土間について解説していきます。

本文に入る前に、この記事を読んでいるあなたへとっておきの情報をお伝えします♪
 

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今、土間が人気な理由

まず、土間とは何かをおさらいしましょう。

ごくごく一般的な家を思い出してみると、玄関部分は地面に近い高さではないでしょうか。これも土間の一形態です。

つまり、屋内にあり、床の高さより低く、より地面に近いものが「土間」です。

土間は、三和土(漆喰を塗ったもの)やコンクリート、タイルなどで仕上げます。

土間は、靴を履いたまま過ごせる空間であり、居住空間と外とをつなぐ中間エリアです。

こうしたエリアが、玄関としての役割から大きくその幅を広げられる機能性とデザイン性から注目されています。

エリアとしての広さ、漆喰やコンクリートの素材感、機能性、こうした面から今土間が再注目され人気を集めています。

土間のある家のメリット4つ

では、土間がある家のメリットはどんな所にあるでしょうか?

4つご紹介します。

【メリット1】屋内にありながらも、庭とのつながりを大きくできる

バイクや自転車、家庭菜園、ガーデニングなど、土と切っても切れない縁のご趣味がある方にはもってこいの土間。

なぜなら、外部から土を持って入ってもそう気にならないエリアを作れるからです。

風雨に晒したくないバイクや自転車ですが、土間のない通常の家でしたら、庭で雨ざらしになったりするところ、屋内にそのまま入れることができるのはメリットではないでしょうか。

また、家庭菜園で採れた野菜を一旦取り込んでおくことや、台風などの際にガーデニングの鉢物を一時退避させるにも、この土間はとても便利です。

汚れもさほど気にならないこと、移動が水平であることがこの便利さに繋がります。

【メリット2】ちょっとしたお客様とのコミュニケーションにも

ご近所さんが回覧板を持って来た、ちょっと遊びに来たときに「わざわざ上がってもらう程の事でもない」というシーンも生活の中にはあります。

こういった時、土間があれば、靴を履いたまま床部分に腰掛けてもらえばあとはお茶をお出しするだけ…という使い方ができます。

日本古来の家でしたら、縁側がこの役割を果たしていました。

ですが、土間でしたら奥内です。

天候を気にせず済むことも便利な点かもしれません。

【メリット3】リビングの一部分を土間にすると汚れが気にならない

リビングの一部分を低くし、水に強い材で土間を作ると、主婦にとってメリットが大きくなります。

一般のキッチンは、床部分がクッションフロアであったり、フローリングであったりしますが、ここに飛んだ油汚れに悩まされることはないでしょうか。

お掃除用ウエットシートでは洗浄力が心もとないですし、少なくとも1年に1度はワックスがけなどの大変な作業が発生します。

土間にキッチンを置き、水や洗剤での洗い流しが可能な材を使用しておけば、油汚れもこまめにデッキブラシで洗い流すことができます。

水でじゃぶじゃぶと洗い流せるのは、さっぱりとして気持ちのいいものでしょう。

1段・2段と上がり、食事をダイニングテーブルに運ぶのが面倒でしたら、この土間部分にダイニングテーブルを置いてしまいましょう。

そうすることで、配膳も水平移動で済みます。

お子さんの食べこぼしが床に落ちても、拭くか、洗い流すことができます。

【メリット4】お勝手とキッチンとのそばに広く土間を取ればパントリー代わりに

お勝手口そばに、先の土間キッチンとパントリーエリアを設けることができれば、更に利便性が増します。

週末に大量に買い物をしてきたときも、このお勝手口から水平移動でパントリーに持ち込むことができます。

重い荷物を持って、通常の戸建てにあるキッチン位置にまで持って上がるのはとても面倒なのはご経験済みでしょう。

この水平移動での運搬ならラクですね。

特に食べ盛りのお子さまがおられるご家庭ならば、大量の荷物からくるその苦労は大変なものとなります。

お勝手口からパントリーへ水平移動できれば、便利な事この上なし、でしょう。

更に、分別ごみの仮置き場にもできます。

庭にごみを仮置きするのは美観の面でもよくありませんし、犬や猫、更には人のいたずらにあうことを考えるとあまり望ましくありません。

家の中の、更に汚れが気にならないエリアにごみを仮置きできれば、美観の面でも安心の面でも有利です。

もしもゴミが汚水を出してしまえば、それこそざっと洗い流せばよいのですから、キッチンを預かる主婦(主夫)としては安心。

常にきれいなキッチン周りを実現することが可能です。

土間のある家のデメリット3つと対策

では、反対にどんなところがデメリットとなるでしょうか?

3つのポイントをご紹介します。

【デメリット1】冬場の底冷えが心配

地面に近く、施工する材によっては冬場の底冷えが気になる土間。

バイクや自転車を置くくらいでしたら問題はないでしょう。

ですが、キッチンやダイニングテーブルを置くようなケースですと、この底冷えは大きな問題となります。

ですが、土間にも使える床暖房設備はありますのであまり大きな心配はありません。

少なくともこの土間部分だけでも床暖房を入れておくことをお勧めします。

多少コストはかかりますが、上記のメリットを充分に活用するためにはこの部分のコストを削ってはならないことになりそうです。

【デメリット2】部屋同士を分断することも

土間を設けようとする場所によっては、部屋同士の行き来が面倒になることもあります。

日本古来の家で見られる土間は、このタイプですね。

もちろん、2世帯住居では有利に働くケースもありますので時と場合によりけりのデメリットです。

もしも部屋同士を分断する(=世帯を区切るように土間を設ける)ならば、一部分だけでも板を渡すなど、水平に移動できる箇所を作っておかなくてはならないでしょう。

それと同時に、可能な限りキッチンやバスルームなど、共用しようと考える設備は親世帯の方に置くことが安心につながるはずです。

この「部屋同士を分断する」「土間にあるキッチンから食卓(居間)への食事の配膳が面倒くさい」ということで敬遠されてきた土間ですから、この部分を充分に検討し、土間の配置場所は充分に考えてください。

【デメリット3】将来的に段差が気になることになる

お施主さまがお若いうちでしたらよいですが、最終的にはフルフラットの家を希望することになるかもしれません。

年齢を重ねるにつれ、土間から居室の床面に上がり下がりするのは、面倒になってくるはずです。

これをクリアできるよう、将来的なリフォームを充分見通した上で土間を取り入れてください。

これは、建築家と相談に相談を重ねて、お施主さまたるあなたの将来の暮らし方まで見据えた上で決定しなくてはなりません。

数十年先のリフォームを始めから視野に入れておく必要があるからです。

土間の活用方法を実際の施工例から見てみよう

実際に土間を採用した施工例から、どんな活用法があるかを見ていきましょう。

【活用例1】リビングとつながり薪ストーブがある土間

リビングとつながる場所に土間を設けたことで開放感のある空間となりました。

リビングと外との中間エリアとして、外とのつながりを感じられながらも「内」空間としてのぬくもりも感じられます。

土間の一角に置かれた薪ストーブが存在感を放ち、ペットの居場所としても良いスポットとなっています。

【活用例2】ランドリースペースとしての土間

 

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広々とした土間は、室内干しを行うなどランドリースペースとしても活用できます。

カラリと湿気を吸ってくれる土間はランドリースペースにピッタリ。

収納やインテリアも設けることで、敢えて「見せるランドリースペース」として活用してみてはいかがでしょうか?

【活用例3】ダイニングカウンターも兼ね備えた土間

リビングダイニングから中庭へと続く通路に土間を設けたスタイル。

キッチンカウンターを境にすることで、ダイニングカウンターとして活用することもできます。

外を感じながらキッチンで作ったコーヒーをカウンターで頂いたり、雨の日でも自然を感じられる贅沢な造りです。

【活用例4】ボルタリングウォールがある土間

 

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こちらは吹抜けと土間の合わせ技によって、より広い空間を実現。

壁にはボルタリングウォールを設けたり、大きな観葉植物、ソファなどを置くことで、リラックスもできる遊び心のある空間となっています。

土間は掃除がしやすいというメリットがあるため、グリーンを置きたい方にもとてもオススメです。

【活用例5】アウトドアグッズを壁面収納できる土間

 

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収納スペースとして活用されている土間です。

収納と言っても、壁面収納とすることで見せる収納とし無骨でカッコいいインテリアスタイルとなっていますね。

キャンプなどのアウトドアを楽しむ方にとっては、グッズの収納場所は頭を悩ませる問題です。

土間は汚れてもすぐに掃除ができますし、すぐに荷物を外に出すことができるため便利です。

土間のある家を建てるポイント

土間を作る際にはどんな点に注意したら良いでしょうか?

3つのポイントにまとめました。

1.土間の素材

土間にどんな素材を使うのかで、デザインや役割も変わってきます。

三和土(たたき)

日本の伝統的な土間でよく用いられてきた三和土。

赤土や砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、固めてつくります。

現在では職人が少なくなっているため、採用されることは少なくなっています。

コンクリート・モルタル

現在の土間の多くで用いられているのがこのモルタルやコンクリートです。

表面をコンクリートやモルタルで固めることで、表面に模様を付けることも可能なので幅広く活用できます。

タイル

タイルはデザイン性に優れており、一見して土間のイメージと離れているため現代の家にも取り入れやすい素材です。

柄やカラーによって雰囲気が大きく変わり、水や汚れにも強いという特徴があります。

2.土間の役割を考える

施工例での紹介したように、土間の活用方法はたくさんあります。

どんな用途で土間を活用したいのかによっても、土間の場所、広さ、形は変わってくるでしょう。

実際の暮らしをよくイメージしてみましょう。

3.生活動線を考える

土間は、居住空間が外とつながる役割を果たす空間です。

基本的には靴のまま過ごすことになるので、生活動線を考えた設計にしないとかえって面倒になることもあるのです。

特に家事に直結する部分でこの土間を採用しようとなると、後々「思ったより大変だった」という事にもなり得ますので、上記のメリット・デメリットを充分に比較検討した上で決定してください

土間の建築実績があるハウスメーカーや工務店、設計事務所に依頼することで、豊富なアイディアをもらえますよ。

まとめ

「庭とのつながりを持たせよう」とする近年の家づくりの考え方の一翼を担うのが、この土間のある家です。

土間は現代の家でも設計次第でおしゃれで機能的な空間になります。

土間の家を建てるならこちらで相談する事をお勧めします。



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